 CECIL【178】
「ママ友つかナールの人付き合いの流儀だ？都合悪くなったら即
退散したり承認欲求強いまま夫以外に視線向いてる人は他人に
思いやりの前に自分立証..承認欲求ない人は修羅ったりしない」
「そうだな、二種類に分けられる」
「他人軸で生きて自分軸だと披露して回ってマウント取りたがる」
「あージャブそれ」
「はは...ママになっても独身時代にやってたソレ続ける。5070過ぎ
ても。それ..おかしくない？と言ってくれる友だちいないからね」
「印象しか覚えてないが、善悪決めつけ上手くモノ解ってる風演る
のは２人いた、長く居てやっと気付いてあれは自慢だったのかと
そうか、承認欲求ひと言で纏められるな」
「手芸サークルのママたちと行ったんだよな？じゃあ質問されたら
フェアの立場ではなく上から目線指導で返すママとか訊かれても
いないのに豪華話始めるママいたろ？後者は高級車のママ。旦那
はバンドマンで彼女が成金令嬢」
「彼女は俺みたいにママ友の付き合い塩梅が判らず迷走中か」
「いちいち突っ込みたかったのに長い時間我慢したんだな、偉い」
「茶化さず聞け。グレースはあの毒矢雨霰の中、平然と歩いてる？
て神々しい勇者に観えた..ナール思考の言語に通じてるとは言え」
「血塗れのお前を助けたのに今でもそんなことで驚くか？グレース
はいい意味でどっか抜けてるんだよ。当時は基地外のままだった
パールを花柄で打ち倒すとか、害虫駆除のヒーローだ？」
「 ...ああ、駆除された。駆除された害虫は新世界で戸惑ってる」
「平和だよなあ、パールからそんな話が聴ける日が来るなんて。俺
エヴァといるときパールが一線から退いた日がその日だよねって
言ってたんだよ..このままレモンより先に寿命来たら嬉しいよね」
「船長は戦っても空かして逃げるから俺か？それはいいな」
「希望的観測くらいいいだろ？...空想で終わりたくない」
「俺のお陰だな？だったら観想は後にしてとっとと質問に応えろ」
「 ...基地外は健在だな。何が質問だよ、解決したろ？他に何か」
「俺が鬼退治の話じゃなくてママ友の話してるから嬉しいんだろ？
優しく言え。今の話は散って集まったときやランチの話で殆どは
俺たち３人。レモンと同じクラスのアヴィママとグレースは特に
仲よくて、その家族とはほぼ同行。彼女はマウントをしない側だ
グレースも皆と居るときより軽い色になる。夫婦で花屋だから気
も合うよな。俺はまだあのオチのない連想長編話に慣れないから
倉庫番仕事のときの調子を掘り起こしてグレースの陰にいてまあ
巧く行った。で、ひとつだけ対応に困ることがあった」
「実はモデルでしょ？観たことある とか言われた？」
「む、それは初対面で言われたが社交辞令、そう言う奴は誰にでも
ソレ言う...況してや健全世界の男女が俺を知ってるなんてない？
それはちゃんとカナンログでリサーチしてある」
「保育園デビューに徹底してるな」
「当たり前だ。グレースがレモンをトイレに連れて行くときも俺は
トイレ前迄ついて行って離れなかったんだが、グレースがアヴィ
ママと飲物を買いに行ってアヴィパパはレモンとアヴィを連れて
珈琲カップ、俺はアレはヤダからな？遠慮したその一人になった
ときにマウントしない側のママに連絡先教えてと言われた」
「あ―修羅場作らない人が？」
「それだからだ、それ尺度にするとカテゴリが混乱してくるよな...
言われて直ぐはそっちの想像はしなかった、緊急連絡にパパのも
聴いて回ってると言われて、何で？と思ったから緊急なら俺じゃ
なくてスタッフですと返した」
「グレースに言った？」
「言ったがグレースは危機感ないからな、あらそうなの？そうよね
貴方の番号を沢山の人に知られるのは困るわよねってグレースは
『Golden wheat』の方に頭が行ってて...そういうことにした」
「はは...下手なことは言えないよな。グレースのことだからパパ
の番号も回収してるの？とかその人に訊き質ししないだろうし」
「そだ。グレースは頼れない。後で気付いて背筋凍った
騙されて無意識に教えていたらと思うと...回避法ハヨ」
「てことは裏取ったんだ？彼女はパールにしか訊いてない。そんな
女性はバレたときの想像しないよね..ナールの完全なる謎の１つ」
「いつものように事実突き付けて丸裸にして熱湯やピラニアの池に
追い立てるも出来ないだろ？会ったらスルーするけどカルト勧誘
断るような巧いひと言、」
「それはない『Golden wheat』と同じに考えてはいけない
常に笑って遣り過す。それしかない。そのうち鎮火する」
「保証するか？」
「保証する。そういうのは家庭内動乱の余波。時間が解決する。あ
こういう話がある。小学校お受験塾ではそこ迄ないけど中学高校
お受験の塾では講師に恋と見紛う熱病罹患する母親多いそうだよ
心療内科の医者に患者が恋するアレと同じ。彼女も同じだ。己の
ホームベースが揺らいでるときの熱病。脳が判断力失ってるとき
の合致って好みだから上手く行かないわけでもないけど」
「おれは正気だ」
「女性の方から好意持たれたことない経験上、世の中の善悪や美醜
フェロモンのモノサシが、反転した狂ったってびびってるだろ」
「それはお前の身の上話だな？で、同情」
「おい」
「 ...オンナたちの逆襲はエヴァだけでは終わらなかった..ような」
「レピースに虐殺された女性たちの呪いと思って精進かよ。ハハ」
「 ...それだろ？船長もパメラに振り回されてるし...何の結末だ」
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