原理は2つ以上は間違い

重力場の存在は加速度系の絶対性を否定した

相対性の本性

2007-01-25 00:23:56 | 自然科学
 相対性のつぶやき
「いかなる系も基準系になることはできない」「どの系が動いていて、どの系が止まっているかということをきめることができない」というのが相対性です。今までは例えば宇宙空間でロケットを発進させたりすると体がシ-トに押し付けられるので、体は空間に対してじっとしていようとするからシ-トに抵抗するのだと思われていました。つまり静止した空間があり、その空間に体は従順に従い静止しようとする性質があると考えられてきました。これは「慣性の法則」と云います。静止している体を加速度運動させるには無理やりシ-トで押し出すしかないと思われていました。ところがそんなことをしなくてもすぐ目と鼻の先の地球表面の重力場でロケットの中と同じ光景が見られるのです。全ての物体が同じ加速度で地面に向かい落下していきます。着地後は地面に押し付けられ続けます。あたかも体はシ-トに押し付けられるがごとく。重力場では「慣性系そのものが加速度落下運動しているようなもの」なのです。このことはまさにスペ-スシャトルの中を見れば納得できるでしょう。重力場は慣性系と加速系を併せもつのです。これを等価原理といいます。そこで慣性系と加速系は同等です。慣性系は既に相対的であることが分かっていますのでそれと同等である「加速系も相対的」存在になります。このようにして重力場の存在のおかげで加速系の絶対性はもろくも崩れ去りました。力を受けているから加速度運動しているなどと決められないのです。貴方も椅子にすわっているだけでも椅子から上向きに力をうけているではありませんか。また力をうけていないからといって加速度運動していないとはいえません。綱の切れたエレベ-タでは地表と相対的に加速度運動しているではありませんか。中では誰も力はうけていませんが。絶対的存在はありません。