「翁の“ガハハ”な山家の暮らし」=放念な日々のエピソード

山に囲まれた小さな盆地、その山家で季節と向き合い、愉快な仲間と戯れながら、我が道を行く翁の小さなドラマ(放念の翁)

◆以心伝心だろうな◆   4243

2019-02-23 15:43:46 | 老後の日々

しもし、翁さん、千代子です。電話が聞こえませんか?、スマホにかけ直しを、ハイハイ。・・・・もしもし、今度は聞こえますね、難聴は音質で黒電話は駄目ですか。この間はお世話様、お会いできて楽しかったです。主人に話したらなぜ家に連れてこないって、ハハハハ』
うも、貴方にもだが、浅田さんにも会えて私も楽しかったな。ご主人も会いたかったって?、ならば来週にでも出かけて行くわ、ハハハハ。何々腱鞘炎で一昨日日赤の整形外科に行ったら、民江さんに会った?、何か神様が今生の別れをさせてくれている?、ギャハハハ』
江さんは捻挫で通っているそうで、杖を突き足を引きずりまして、お孫さんと一緒でしたが。巡り合わせがあるのですね。治療が終わってから病院の8階のレストランで軽く食事をしましてね、暖かくなったら4人で会いましょうって、翁さんに考えて戴こうと電話を』
は磯部君を誘ってみるわ、昨年の11月に蕎麦粉を貰いに行って、元気で山仕事や畑仕事をしていて。どうだね、3月の下旬にお花見をしながら食事会を、俺が車で皆さんを迎えに行くわ、ハハハハ。運転?、まあ何とか大丈夫だわ。これから民江さんに電話をして見るよ』
江さんの電話番号は04・・・・・です。驚きますよ、ホホホホ。生き甲斐が出来て良かったですよ。来週家に遊びに?、主人には内緒にしておきます。あのね、磯部さんを誘うのなら、私は酒田さんに電話をしてみます、去年の暮れに街で会いまして、楽しみですよ、ホホホホ』
          
                    

あとがき==「肝胆相照らす斯を腹心の友となす」、それほどのことではないが、それに近い間柄の友だよ、ハハハハ==放念の翁


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