どうぶつ番外物語

手垢のつかないコトバと切り口で展開する短編小説、ポエム、コラム等を中心にブログ開設20年目を疾走中。

どうぶつ・ティータイム(126) 『辺見庸の発する照射線』

2011-05-09 00:47:22 | コラム
    「辺見庸の発する照射線」  以前から、この作家の発する言葉には尋常でない力があった。  その時々の政治、文化、メディアに対する研ぎすまされた発言は際立っていた。  『もの食う人びと』『目の探索』『自分自身への審問』『永遠の不服従のために』ほか、多くの著作にそれらの記録がまとめられている。  ぼくが最初に辺見庸の名を知ったのは、『自動起床装置』が文学界に発表され、芥川賞を受賞し . . . 本文を読む
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