ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

遍路  (94回)

2010年04月18日 | 思い出話

           距離:23K  一宮寺  … 屋島寺 … ささや旅館  (2)


観光客用のお店を見つけたとき、その数軒手前に小さなおうどんやさんを見
つけました。「優曇華(うどんげ)」というお店でした。



1階は10人も入ればいっぱいになる小さなお店です。ウインドウには雑誌に紹
介されている記事が飾られていて、店の前には緋毛氈の掛かった床几があり
ました。席の空くのを待つ間、床几でリュックを下ろしました。お味はまあまあ
というところでした。

店を出て床几で身支度を整えていると、外人?が数人(2階から降りてきたら
しい)出てきました。その人たちは不思議そうに私たちの服装を見つめてい
ました。

そのうちの一人が説明を始めました。「お遍路さんと言って……」と。彼が話
しかけてきました。彼らはハワイからの観光団でした。彼はハワイ2世で、両
親は四国の出身で、真言宗。自分は数年前、自動車遍路をしたことがある事
など、少しアクセントの違いはあるものの流暢な日本語で話しました。

栗林公園が観光のコースで、昼食にうどんを食べていたようでした。両親が日
本人の二世ということは日本人なのに、外人のように感じるのは、育った環境、
食べ物の違いだろうか。不思議!不思議!

主人が「戦時中は大変でしたね?」と話しかけましたが「… …」苦笑いして
いました。思い出したくないことなんでしょう。今は日本に観光に来られる幸
せな生活です。どうか貴方たちの出自である日本を楽しんで帰ってくださいと
祈りました。



コスモスが綺麗に咲き、疲れている私を励ましてくれました。うどんを食べた
からか、暑さからか、無性に冷たいものがほしくなりました。ミニスーパーで、
アイスも中を一つ買いました。お店の方が「お接待です」と栄養ドリンクを1
本づつくださいました。100円の買い物をしただけなのにと、申し訳ない気
がしました。でもいただいた栄養ドリンクで、又頑張れる気がして嬉しかった
です。

「ケンタッキーのおじさん」が見えたら、その角を曲がるようにと教えられて
いたのに、もう見えても良い時間だと思うのに、なかなか見当たりません。丁
度、車のディーラーでお客様をおくりだしていた人が居たので、道を訊ねまし
た。地図を見た彼は「一筋道が違っている。まだまだ先である」と私たちに告
げました。

やっと見つけた角を曲がった反対側に大きな総合運動場がありましたので、ト
イレ休憩をしました。地図を見れば目的地の屋島寺を頂点として三角形を描い
たら、今の道と反対側の一辺に今夜の宿「ささや」があることがわかりました。

主人はそこに荷物を預けてから登ろうといい、もうすぐのはずといいます。私
も計画したときはそうしようと思っていましたが、出発時間が大幅に遅れてい
る今、私の感はそれは無理と言っています。私は「駄目!このまま行こう」と
主張しました。



しかしこの道は辛かったです。道は綺麗ですが、のぼりがきついのです。登れ
ども登れども着かないのです。しかし、地元の人のウォーキングコースになっ
ているらしく、、犬を連れた人や、荷物を持たない人たちが私をどんどん追い
抜いていきます。一歩一歩踏みしめるように登りながら「2時間のロスが無け
れば、荷物を預けて登れたのに…」帰らぬ時間を悔やんでいました。

後からご夫婦が登ってこられました。ご主人がリュックを背負って、奥様の背
に荷物は無い。又私の心の恨みが始まりました。「いいな~、あの奥さんは、
旦那さんが荷物を背負ってくださって!」。このご夫婦と話していると、同じ
宿ということが判り、今夜の宿を案内してくださったのです。この方たちの案
内なくしては、暗くなっての宿探しは難儀したことでしょう。後で知ることにな
るが、ご夫婦は早くに着いて荷物を宿に預けて登ってこられたのでした。やっ
との思いで着いた第84番 屋島寺 は夕方のこととて、人影もまばらでした。

                        










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「おくせん」ってご存知?

2010年04月16日 | テレビから



                        我が家のフリージャたち
     

今日は一日中雨が降り続いて肌寒い一日でした。雨にも負けず、唱歌の学校
に行きました。いいことがありましたよ。ごとうさんが「サラダ菜とサニーレタス」
を持ってきてくださいました。

この天候不順の為、野菜が値上がりしています。「キャベツ」なんて2倍ぐらい
の値が付いていると思います。昔なら、高くともしぶしぶ買っていました。今は
違います「キャベツ食べなきゃ死ぬわけでなし、下がってから買いましょう」と
買いません。

この不況だからでしょうか、消費者は値上がりした野菜は買い控えして(私だ
けではなかったわ)、売れないそうです。お店の人が「いつもの半分も売れな
い」と嘆いていました。買えば買うほど値は上がると消費者が気づき始めたの
でしょう。

「おくせん」ってね、「奥様川柳」の略だそうですよ。今ブームなんでしょうか?
 色々の賞金、商品が付いた川柳のコンテストがありますね。この「おくせん」
も第2回目で、1回目の分が単行本になっているそうですよ。

今回の「大賞」は

     お醤油は? そこにあるでしょ 昔から

ですって。う~ん。私の好みで無いのですが、賞金20万円ゲットだそうです。

     去る土地の スタンプカードが 捨てられず

これはよくわかりますよ。もう一寸で、何かに交換できたのに…、と思うと何と
なく惜しくて捨てられないのです。実際は、二度と行くことの無い、去った土地
なんですけどね。

     「遅くなる」 昔「どうして」 今「どうぞ」

「亭主元気で留守が良い」の類でしょうか。「遅くなる」って電話が来れば、昔
は「なんで~?」と寂しく思ったのが、今では「やった! 好きなことが出来る
!」ってものですね。

     婚活で 家事できますか と 聞く娘

今は生活を豊かにする為に共稼ぎをするのが当たり前。「お金がほしい!」な
んて考えるだけで、家で家事だけしている気は無い、共稼ぎすれば、当然家
事も平等に負担してもらいたい。結婚の条件としては重要な事なのでしょうね、
今時は…

     よき妻と 持ち上げるには 重すぎる

リップサービスと実際の体型を掛けて居るんですね。私には一番面白かった
です。娘時代はあの身体で、すべての臓器が入っているのかと心配なくらい
細かったのに、結婚してしまうと、あれよあれよという間に太りだす人が増え
ましたね。これは西洋並みになったということでしょうか? 


     ☆ 明日お休みいたします



                      尼崎の町角で  「フリージャー」
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造幣局の通り抜け

2010年04月15日 | 一寸そこまで



               とても背の高い木で花は遥か上に咲いています




    
              今年初お目見えの桜      「須磨浦普賢象」



「通り抜け」に行ってきました。関西以外の方には「通り抜け」って? と思われ
るかもしれませんが、一言で言えば「一方通行」ということです。

大阪の造幣局では硬貨を作っています。その敷地内の560mの道路の両脇
に127種類354本の桜が植わっていて、1週間だけ市民に開放されます。
期間が短いこともあって大勢の人が詰め掛けますので、一方通行にしないと
交通整理も大変なんでしょう。

私たちが着いたときにはぱらぱらと小雨が降り出しましたが、お陰様ですぐ止
みました。でも人出は多く「今年の桜」あたりには写真を撮ったりする人が足を
止めるものですから渋滞します。「足を止めないでゆっくり進んでください」と放
送があります。「桜に触れないでください」という放送も始終聞こえます。127
種類も在ると言われても私には同じように見える花もありそんなに多くの種類
があるとは思えないのです。

250枚ほど撮りましたが、そのほんの一部しか気に入ったものはありません。
その内でも好きな写真を載せました。名前や言葉は要らないと思います。
貴方はどの桜がいいでしょうか? 楽しんでくださいね。































               花びらが散った後も こんなにかわいらしい
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淡路島 花みどりフェア

2010年04月14日 | 一寸そこまで
     
「花みどりフェア」のパンフレットを模した作品が、ウエスティンホテルのエスカレーター脇にありました
          パンフレットより一寸太めですが チョコレートで出来ているそうです





今日から寒くなるというので、昨日(4月13日)「淡路島の花みどりフェア」の
チューリップを見に行ってきました。

テレビで見たときは、何処にでも在るチューリップの群生だと思っていました。
でも違いました。もっともっとスケールの大きな、緑の中に点在するチューリッ
プ畑でした。さすが「国営明石海峡公園」というだけあって、とても手入れの行
き届いた、大きな公園でした。

盛りは過ぎていましたが、咲き終わろうとしている花を沢山の庭師の方が、私
たちの目の前で手や鋏で摘み取っていました。こうして手入れが行き届いてい
るから綺麗なんですね。

何年か前、富山県に「チューリップ祭り」に行きました。その時も綺麗だな~
と思って、もう一度行きたいと思っていましたが、近くでこんなに綺麗な花畑
が見えるのだから「もう富山にチューリップを見に行かなくてもいいね」と話し
ました。









こんなに綺麗な配置、色はきっとコンピューターで描いたものを元にして作ら
れたのでしょうね。何だか日本じゃないという感じがしましたよ。花が痛んで
いましたし、配置された色のコントラストが綺麗だったので、その美しさを拾
う為に遠景を沢山撮りました。





     

この「国立明石海峡公園」は入場料が要りますよ。それと「奇跡の星の植物
園」という大温室と別料金です。勿論セットで買うと少し安くなります。私達は
シルバー料金ですから、共通券で500円でした。

百段苑が北側に聳えて見えました。「花博の時はあの天辺まで登ったけれど、
もう行けん」と主人が言うので、今回はあきらめました。登りたかったな~。あ
の上から見れば、又チューリップ畑を違った角度から見れたのでは無いかと
思うんですよ。そうですよね。花博(ジャパンフローラ2000)から10年経って、
その記念行事なんですものね~。10歳の差は大きいかな~。

温室の花も綺麗でしたよ。又次の機会に…

この度は食べ物に恵まれました。和食店に入ったのですが「うどん」がとても
おいしかったです。主人のとった「カツとじ丼」も美味しかったですよ。一寸
お味が濃い目かなとは思いますが。

温室の中の喫茶店の「アイスクリーム」もカップまま出てきたのですが、濃厚
な味で美味しかったです。

美味しいものに出会った日は幸せ幸せ!


    この鳥何? 鶏冠があるから鶏かと思ったのですが 鶏てこんなに羽広げるかな~?

     こちらはすぐわかりますよね 蛸ですよ  パンジーで出来ていました


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納棺夫日記

2010年04月13日 | 読みました

              八重咲きの「カランコエ」新しい品種だそうです 
           昨年 花市で挿し芽をしたばかりの小さな苗を買いました



今日一日だけ暖かくて、明日からは又寒くなり、暖かくなるのは週末だそうで
す。私は風邪気味になってしまいました。急いで風邪薬を飲みました。我が家
では「カイゲン」は常備薬です。夏風邪で使うことがありますから。

             納棺夫日記   青木神門

映画「おくりびと」を見に行って、それがこの本からだと知って、図書館に申し
込んでから、1年後にやっと順番が廻ってきました。

すらすらとすぐ読める本だと思っていたのですが、案外難しかったです。本木
雅弘さん(主役俳優)がこの本を読んで、感動し、実現した映画と聞いており
ます。この本のさりげないせりふから一つの筋書きを造った、脚本家の方もす
ごいな~と思いました。第81回アカデミー賞外国語映画賞を貰われたときは
本当に嬉しかっただろうと思いました。

映画では舞台が山形県になっておりましたが、青木さんが住んでおられるの
は富山県なんですよね。映画でバックに映っていた山は「鳥海山」は本当な
ら「立山連峰」なんです。

「鳥海山」といえば私が蔵王に上ったとき「あそこに見えるのが鳥海山ですよ。
一冬の間でも、こんなに綺麗に見えるのは1・2回程度ですよ」と遥か彼方の
山を指差して見知らぬ人に教えられて、初めて知った山の名前です。

納棺夫という仕事は、死者に直接触れるものですから、やはり世間では「おぞ
ましい」という感覚だと思います。それが判っているので、妻にも隠していた。
何時しか妻に知れ、『穢らわしい、近づかないで!』と言う場面が映画にもあっ
たが、真実らしい。さもありなんと思います。私がその立場にあったとしても、
やっぱりそう思うだろうと思います。実際に無くてはならない職業ではあっても、
それは他人であって、自分の夫で無い方が良いと思うのです。

私が難しいと思ったのは、宗教的な描写の場面があるからです。本木さんは
インドの旅行で、ガンジス川のほとりで、人の死から宗教に興味を持ち始め
たから、この本が、一気に心を打ったのだと思います。息子世代の彼なのに
深いな~と思いました。

こんな描写がありました。『鉛色の空からは、絶え間なくみぞれが落ちてくる。
このみぞれに濡れたうら寒いモノクロ風景こそが、この地方特有の貌なので
ある。気象が風土の貌をつくてゆく。道元禅師が言うように、山に雪が降るの
ではなく、雪が山をつくっていくのだ。みぞれが降り始めたら。北陸に住む人
々は冬が来たと実感する』

本木さんが一番感動した場所がP45にありました。腐乱死体にうごめく「蛆」
についての描写です。『蛆も生命なのだ。そう思うと蛆たちが光って見えた』

私が一番心に残ったのはP50~P51です。
『…老人の死体は、遺骸という言葉がぴったりで、何となく蝉の抜け殻のよう
な乾いたイメージがあった。
しかし、わが国経済の高度成長とともに、枯れ枝のような死体はみられなくな
っていった。今日では事故死や自殺以外は、ほとんど病院死亡である。昔は
口から食べ物が取れない状態になったら、枯れ枝のようにやせ細ってゆくし
かしかたがなかったが、今では点滴で栄養が補給されるため、以前のような
極端にやせ細った状態にはならない。

点滴の針後が黒ずんだ痛々しい両腕のぶよぶよ死体が、時には喉や下腹部
から管をぶら下げたまま病院から運び出される。どうしても、生木を裂いた様な
不自然なイメージが付きまとう。晩秋に枯葉が落ちるような、そんな自然な感じ
を与えないのである』

私がこの部分に心を打たれれたのは、姑を家で看取ったからだと思う、姑は4
年寝たきりの間にだんだん肉をそぎ落としていった。だから枯れ木とまでは行
かなかったが、小さく、生きる為に必要な部分だけを残した体で旅立った。

私は姑は幸せだったのだと確信している。私自身はやはりこんな死を迎える事
は無いだろうという覚悟はしている。病院で枯れることなく、ぷよぷよと…



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市議さんの学習会

2010年04月12日 | 今日この頃
 
            ↑ 去年のこぼれ種で1株だけ咲きました うれしい!!   
      ↓ 今年は咲かないと書きましたが 早とちりで こんなに沢山咲きました



尼崎市議会のお勉強会、(名前が無いので)学習会がありました。3回目なの
ですが、前回は私は風邪熱の為欠席しましたから、5~6ヶ月ぶりだと思います。

前回は市議会室をお借りして、議会場の裏側見学などもあったのです。とても
楽しみにしていたのですが、病には勝てませんでした。

今回は「総括質問」の内の「老人バス無料を存続すべきか否か」担当だったそ
うで、詳しくお話を伺いました。メンバーお2人を除いて、後は無料パスをいただ
いていますから、熱心にお話を伺いました。アンケートをとれば、やはり若い世
代の75%は「考え直して(廃止して)ほしい」そうです。無理もありません。

前にも書きましたが、10月から無料化は廃止され、1回50円、まとめ払いは
9千円となりますと、老人の利用者はぐ~んと減ると思います。今までの市か
らバス会社への補助金何%減るのか(肝心のことを質問し忘れています)その
穴埋め部分が有料の対象となると思いますが、支払うほうの老人も、現状より
マイナスとなりますが、より困るのはバス会社のほうかな~と思います。

バス会社は赤字補填を今後どのようにするのでしょうか?「家に居る」という人
を、無理に「乗って」と引っ張り出すわけにも行きませんし…。乗務員の給料以
外は、必要以上に削れませんし、結局は給料を下げざるを得ないのでは無いで
しょうか?

市バスですから赤字路線でも、市民が住んでいる限り、廃線は考えられません
し、最終的には賃金カットしか無いのでは?

お茶で区切りをつけて、もう一つの「マーケティングリサーチ」についてのお話
に移りました。「マーケティングリサーチ」とはの説明から始まりました。例とし
て化粧品会社の、それも、その会社の赤字路線であった部署が「マスカラ(ま
つげを長く、お目目をパッチリ見せる化粧品)」をヒット商品に仕立て上げるまで
のお話を例にとられました。

対象が「化粧品」だった事が、わかりやすく、理解しやすくしたいと思います。
「マスカラ」の現物を見せて(パック状態)いただいたり、その売り出しの時の
TVコマーシャルを見せて頂いているうちに、俄然「マスカラ」に興味を持ちま
した。 

私も「マスカラ」を使ってみたい、子供の頃は「どんぐり目」と言われていたし、
娘時代は「お目目パッチリ」と思っていましたが、今は如何でしょう「金壷眼」
とまではいきませんが、地球の引力に逆らえない瞼が下がって「小さな目」
の持ち主になっています。

「マスカラを使ってみたい」といいました。唯一独身のしょーじさんが「使って
みる?」と「マスカラ」と「鏡」を貸してくださいました。私は喜んで使わせてい
ただきました。

難しい! でも見る見るまつげはピーンと上がり長く見えました。今まではま
ぶたに押さえ込まれていた睫毛が自分を主張しています。ビギナーズ・ラッ
ク?初めてした右目はまずまず合格点。次の左目が、上手く行きません、後
で気がついたのですが、筆先の向きを変えればいいのでは無いかと思いまし
た。いい経験をさせていただきました。

先日、お化粧品を買いに行ったとき、「目のお化粧に興味はありませんか?」
と言われたのを思い出しました。今日「マスカラ」に興味を持ったのですが、後
期高齢者まじかの私が「マスカラ」は変ですか? 今度、化粧品を買いに行っ
たとき、指導員さんに「マスカラ」をつけてみてもらおうと思います。アイライン
を引くより、自然なような気もします。「鈴を張った目」にはほど遠いかもしれま
せんが、時にはお化粧を楽しんでみたい気がした今日でした。




     「ハナニラ」 群生という感じです 「ブルー」が年々減って「白」に負けそうで心配です
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遍路  (93回)

2010年04月11日 | 思い出話
          平成15年11月16日  (日曜日)
             第83番札所 一宮寺   


       距離:23K  一宮寺 … 屋島寺  …  ささや旅館  (1)


11月16日07:31  ひろあき  (発)

道を間違えて10Kオーバー、さすがの私たちも宿では腰をかがめてヨチヨチ歩きだのにお遍路姿になるとしゃきっと
するのが、お遍路の不思議。

09:02  藤井さん  (受)
昨夜の雨で流されたのかな?すがすがしい秋晴れです。紅葉綺麗でしょうね、秋の四国が懐かしい。楽しいお参り
でありますように。

09:56  わださん  (発)
海外の四国からで~す。貴女の携帯が海外から受信するのは初めてでしょう?蜜柑がたわわです。鬼無にいます。
駅前旅館で、始発電車に目を覚ましました。

11:09  わださん  (受)
初めてです。今日はお天気もよく順調に歩みを進めていらっしゃるのでしょう。予定が大分延びましたね。今後のお
天気を祈っています。お体に気をつけてね。


                皆さんこのように親切に道を教えてくださいます

2・3軒離れたところに同じ「百々家」があって、おばあさん10人ぐらいのグル
ープを自家用バスで送っていくのに出くわしました。こちらは遍路宿ではなく、
普通の宿のようでした。

女将さんは遍路宿の方には始めに顔出しして「明日の時間…」だけ聞いて、
それから顔を見なかったのは「普通の宿」の方に行っていたからだろうと納得
がいきました。

2時間あまりで
第83番札所 一宮寺に着きました。このお寺も私にとって印
象の浅いものでした。(その割りに写真は撮っております)手洗い場の蛇口が
お大師さんのお姿で、合わされた手の間から水が出ているのが珍しい、とい
うか始めて見ました。遍路のはじめ、蛇口は色々あるものと思い、それを写
真に撮ろうとしたのですが、何処も同じ「龍」なので止めてしまいました。
 



             




             ↑  本堂              ↓   太子堂

                    太子堂の吊り灯篭が有名


納経所で次の屋島寺への道を訊ねますと、地図が用意されていて、丁寧に教
えてくださいました。ここより16K先なので、「栗林公園」を目指して歩くことに
しました。

スーパーの前を通りかかった時、女性が話しかけてこられました。「歩いている
んですか?私も歩きたい気はあるのですよ。でもなかなかね~。私いま、関西
にバスツアーでいているのよ。西国33ヶ寺…」「観音さんですね。私たちは地
元なのにまだ行っていないのです(今思えば、それこそ、自動車遍路で半分ぐ
らい廻っていました)おかしいですね。四国の人が関西に行き、関西の私が四
国に来て!」私たちは大笑いをしました。

しばらく歩いて栗林公園との分かれ道に来たとき「どこかにうどん屋さんでも無
いかしらね~、さっきの女の人に聞けばよかったね」と話していると、丁度子供
連れの男性が信号待ちしていたので「この辺にうどん屋さんはありませんか?」
「ついそこにおいしいうどんやさんがあるのですが、今日は日曜日なのでお休み
なんです。後は栗林公園の前に観光客用のお店がありますが…」観光客用とい
うのが嫌な気がしたのですが、そこしかないというので、行くことにしました。


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遍路  (92回)

2010年04月10日 | 思い出話
             平成15年11月15日


     距離:26K  … 旅館 百々家 

11月15日 17:39  ふじいさん  (発)
今朝、四国に着きました。最後の遍路に来ています。今日は81番82番を打ちました。道を間違えて大変でした。
鬼無にいます。盆栽の町のようです。

21:53  ふじいさん  (受)
お久しぶりです。元気ですが予防注射する前に風邪を引きました。ようやく直りましたので、貴女も気を付けてくだ
さい。

20:05  やすながさん  (発)
今日は大変な日でした。道は間違うし、お友達からの電話が下坂に掛かってきて、立ち止まってすればいいものを、
生意気に歩きながらだったので、すってんコロリ、自分であきれています。

11月16日03:11  かわしまさんに発信すれど、アドレスミスか届かず。あきらめる。(かわしまさん:おいしそう
な蜜柑が手の届くところに、私を誘惑します。春、花だったのが、今お食べごろ。季節感を満喫しています)

夕食の時。同宿の自動車(河内)遍路の方に「自動車から歩いている遍路を
見ると、いつか自分も歩きたいと思う」と言われました。通し内3回で今回は
逆打ちの方は「お四国病に罹ってしまいました」言う。区切り内2回(1回目は
バス)の松山からの方、「四国に転勤で来ているので、ここにいる間にお遍路
しようと思った。はじめは心細かったのでツアーに入ったが、やはり歩きたい
という気持ちになり区切り打ちをしている。次は妻は歩けないので自動車で連
れてきたいと思う」と…。そして私たちは区切り内、1回、歩き遍路です。

朝は6時にと全員お願いをしました。朝、6時に下に下りていきましたが真っ暗
で、炊事場に人の気配も在りません。6時半まで待ちましたが、何の連絡もあり
ません。今度は主人が階下まで見に行きましたが「食卓は夕べのままで、片付
けた様子が無い」と戻ってきました。7時、今度は又私が降りていきました。自
動車遍路の方も降りてこられて、二人で台所から続くアコーディオンドアに向か
って呼び続けました。何度呼んだでしょうか…、やっと寝巻き姿のお上さんが目
をこすりながら起きてきました。「入り口の方の部屋に仕度がしてあります。夕
べそれを言うのを忘れました。ご飯はジャーに入っています。お汁は電気をつけ
て温めてください」

お客自身で全てをせよということらしい。ジャーを開けてびっくりした。4人(そ
の時逆うちの方はまだ来ていなかった)が1杯づつ食べたら、残らない程度の
ご飯が、昨夜からスイッチが入れられたままなので黄色くなって入っていまし
た。テーブルの上には布巾も掛けられないで、むき出しのままおかずが並べ
られていました。逆打ちの方が起きてこられたとき、主人がご飯が無いことを
言いに行きましたら、電子レンジでチンしたご飯をどさっと持ってこられました。

この地にはもう1件の宿がありました。私たちはその宿に泊まるつもりでした
が、そこが遍路宿を止めていたのでここにしました。

結局2時間遅れの宿立ちとなりました。「宿の人が寝坊して、出立時間が遅
れるなんて考えられなかったな~」と話しました。「良い宿に当たった時は嬉
しいけれど、外れたときは辛いね」とも話しました。皆さん同じような経験をお
持ちのようです。ですから、情報交換の場でもある、夕食時の会話は楽しいの
です。
              旅館  百々家  (2泊目)  
 


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どうなってしまうの日本!!

2010年04月09日 | 気にかかる

               「菊桃」      ↑  ピンク         ↓  赤






昨日と打って変わって肌寒い一日でした。
昨日は尼崎市では幼稚園の入園式、小学校の入学式があったようです。親も子
も嬉しさと緊張感をみなぎらせて歩いていました。父親が一緒も見かけました。
会社休んだのかしら?着物姿はみかけませんでしたが…、親の親(私たちの年
代)も自分で着物を着れる人が少ないですから、娘も着れないでしょうね。

民族衣装の中でもこんなに繊細で綺麗なものは無いと思うのですが、今は成人
式と大学の卒業式だけに見るようになりました。夏の花火見物とかね…、そうし
ますとね「羽織」を一生着たことが無いという人も増えるのでしょうね。ましてや
「雨ゴート」なんて、見たことも無いんでしょうね。

私は一人で着ることが出来ますが、もう何年も正式の着物はきていませんね。
元旦の祝い膳を囲むときはウールの着物を着ますけれど、動きにくいので、すぐ
セーターとパンツに履き替えてしまいます。


今日は秋篠宮家でも幼稚園の入園式だったようですね。早いものですね、この
間お生まれになったと思っていましたのに、悠仁さまはちゃんとご挨拶が出来
るんですね、感心しました。

愛子さまも登校はなさったようですが、またまたお母様がご一緒とか。何時まで
そんなことをなさるのでしょうね。決していい結果は生まれないと思うのですが…




                  「源平」   同じ木に 赤 白 まんだら が咲く



                            「照手」   白



「子供手当て」親が日本にいる外国人には子供はその人の本国にいても支払
われるそうですね。外国人の多い都市は早々に手続きに来る外国人で大変ら
しいですよ。日本語を話せなくても「子供手当」と紙に書いて、貰おうと早々に
来そうですね。

外地で親が働いていれば、国内に母親と子供がいても「子供手当て」は支給さ
れないそうですが、どうして、誰が聞いてもおかしいと思う法案が可決されたの
でしょうね。

「子供手当て」の本来の目的は「日本の少子化の回避」では無かったのですか?
なぜ他国の子供にも支給するのでしょうか?そんなに豊かな国では無いでしょう
、日本は!

何かで読みましたが養子を50人持っている牧師さんが、日本に住んで、子供は
本国で…という場合も支給するのですか?

今手続きに来ているのは中国籍の親が多いそうですが、中国で月2万6千円もら
えたら生活自体が出来るのでは無いですか? どんどん入ってきて「子供手当て
ください」と言ってきたら、上げるのですか?民主党は何を考えているのでしょ
う! 

自民党もだらしないし。新党が出来たと思えば「立ちあがれ日本」ですって?他
力本願なネーミングですね。5人さまが頑張るのでしょうが、この名から受ける
感じは「他人の力を当てにしている」って感じですよ。外国に「たちあがれxx]
という党名があるそうですが、二番煎じかしら、石原都知事の命名だそうですが、
「本の題名」じゃ無いんですよ、もう少しぱっと勢いずくのは無かったのでしょ
うかね~。


     
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夙川のさくら

2010年04月08日 | 一寸そこまで
     
                  苦楽園口橋からの「甲山(かぶとやま)と桜」




夙川に花見に行ってきました。平日だというのに、そこそこの人出でした。あ
まりこんでいるのも落ち着きませんが、人がいないのも何となく寂しい。今日く
らの人出がいい感じでした。

今日もついでの花見でした。大坂城の花見は「梅田にパンを買いに行く」つい
ででしたが、今日は「神戸・三宮にチーズを買いに行く」ついでです。

今日も花を見て、三宮でお昼をと思っていましたが、結局「さくら夙川」のセ
ブン・イレブンでお弁当を買って、花の下でお昼ご飯でした。

行き始めてもう十数年になるでしょうか、古い木も引退したらしく、若木が増え
てきました。ここの古木は日当たりの所為でしょうか、幹がかわいています。
姫路城の古木は幹にコケが生えています。コケが生えるのは梅ノ木だと思っ
ていましたから、始めは驚きましたが、苔むした桜の古木も又いいものです。


                      水面に映る「花陰と人影」

                    ↑ 子供が遊ぶ     ↓  白鷺も遊ぶ


私たちを含め、日本人は本当に「桜」が好きなんだな~と思いました。木が大
きくて、その花の下で食べたり、語らったりの楽しみがあるからですが、皆さ
んコンビに弁当なのがいいですよ。初めのころは買ったお弁当を食べるのは、
無精者のようで、何となく気が引けましたが、世の流れで気分的に楽になりま
した。

秋の「紅葉」や「菊」の元で食事、というのはあまり聞きませんが…。春は弁
当屋さん、秋は食事どころが儲かるのでしょうか?

食事を済ませて、川沿いに苦楽園まで歩きました。毎年、苦楽園口橋の上か
ら甲山を入れて写真を撮るのが、習いなんです。そしてツー・ショットの写真を
お願いして撮っていただくのも恒例なんです。今年はピンボケではなく写って
いました。


神戸に出て、目的のチーズ、ナッツ類などのお買い物をしました。それからもう
一つ、夏の帽子も買いました。さんちかのその帽子屋さんの品物がすきなんで
す。バーゲン品をよく買うのですが、みんな大きいのです。店員さんが寄ってこ
られたので「私の今までの帽子が、何だかぐさぐさになってきたんですよ。初め
は頭が小さくなったのかな~と思ったんですが(頭蓋骨が縮む訳ないよね)よく
よく考えたら、毛が薄くなったんですよね」店員さんは笑って「Sサイズがありま
すよ」「茶系はありますか」「これが今年のです」一目見て、かぶって気に入りま
した。軽くて、かぶっているのを忘れるくらいなんです。私には一寸高い買い物
だったのですが、買ってしまいました。早速新しい帽子をかぶりました。だんだ
ん、薄汚くなるんですから、数は入りませんが、少しいいものを身につけません
とね~。

初めてのお店でお茶しました。そこも気に入りました。目の前でとても丁寧に
入れてくれるのです、それなのに350円とお安いのです。只お喋りには向き
ません。カウンターだけのお店ですから。満足な一日でした。
                           (1340回)



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