ビオラ
今年のニューフェイスの一色
5月が来るのを待っていた。中旬に「ハリーポッター」の新作が売り出されるから。読めば孫にプレゼントするので手元にはないが初めから読んでいるし、映画も見ている。ポッター役の男の子が少々大きくなりすぎた嫌いはあるけれど、映画化されれば又見に行くだろう。主人は子供だましで、その上此の頃の映画は音が大きいから嫌だと言うし、孫娘は「恐い」と言うので2作目からは一人で楽しんでいる。
人間の運命は解らないもので、作家の女史は離婚後子供を抱えて、生活保護を受ける生活をしていたと言う。子供を寝かせながら喫茶店のテーブルで書いたのが、この作品だという。世界各国で翻訳され、今では英国の女王さまより金持ちだという。モトカレは「惜しいことした」と思っているだろうし、イマカレはすごい持参金付きで・・・ご本人だけでなくお相手の運命も変えたかな?
日本の版権を持つ印刷所の女主も、ご主人が亡くなり、その事業を引き継いだ時この作品にめぐり合ったとか、ここにもこの小説が幸せを運んできた。
「ダ・ヴィンチ・コード」の映画がまもなく封切られる。私は平成16年10月に読んだ。その当時から映画にならないかな~、なったら絶対見に行くよ~と思っていた。本で感激して、映画になって見にいっても裏切られることが多い。行間を読むと言うか、自分の頭で想像しながらの読書に勝るものはないと解っているのに、映画も大好きな私はつい映画館に足を運んでしまう。
「ダ・ヴィンチ・コード」は何か面白そうな本はないかと本屋に行った時、真正面に山積みされていたのである。私はこんなに売れることを予想されている本は読んでみようかと図書館にリクエストした。長編好きの私でさえ圧倒される部厚さの2冊組である。始めは面白くなかった。そのうちにぐんぐん引き込まれて、この2,3年に読んだ本のうちで「面白かった本」の片手に入る。しかし所々キリスト教を信じている人は怒るのではないか?と言う箇所があった。言い換えれば私はクリスチャンでないから素直に楽しめたのではないかと感じた。
今読み終えたのが恩田陸の「ネクロポリス」である。彼の作品は平成17年5月丁度一年前「夜のピクニック」と言う「本屋大賞」を取った本を読んだ。その時、体力訓練というか、丸一日歩き続けるという学校行事だけで、一冊の本を書いた彼に感心していたから「読んでみよう」と飛びついた。これも上下2冊の長編であるが「ダ・ヴィンチ・コード」に比べれば短い短い。
日本の彼岸を中心に書かれているのだが、彼岸すなわち「アナザーランド」と言う島に「お客様」と呼ばれる死んだ人、お化けではなく生前と同じ姿で現れる、その島に現代生きている人間が会いに行き、そこで起こった事件を書いているのである。発想の面白さ、又そんな島が本当にあったら私も逢いに行きたい人が何人もいるな~と思ってしまう。恐山のいたこを通じてのり移る出会いではなく、今日逢うように逢えるのである。面白かった。
この頃は読み進むのに時間が掛かるようになったし、パソコンに使う時間も有るので読む本の冊数が少なくなった。近頃は本は買わないで図書館でリクエストして購入してもらう事が多い。しかし「山崎豊子さんの本」だけは全て購入している。彼女が多作作家でないので助かっている。今の若い作家では「坂東真砂子さんの本」が好きで相当数読んだが一冊も買ったことは無い、全て図書館で借りている。彼女の収入には一銭も寄与しない愛読者である。
今年のニューフェイスの一色
5月が来るのを待っていた。中旬に「ハリーポッター」の新作が売り出されるから。読めば孫にプレゼントするので手元にはないが初めから読んでいるし、映画も見ている。ポッター役の男の子が少々大きくなりすぎた嫌いはあるけれど、映画化されれば又見に行くだろう。主人は子供だましで、その上此の頃の映画は音が大きいから嫌だと言うし、孫娘は「恐い」と言うので2作目からは一人で楽しんでいる。
人間の運命は解らないもので、作家の女史は離婚後子供を抱えて、生活保護を受ける生活をしていたと言う。子供を寝かせながら喫茶店のテーブルで書いたのが、この作品だという。世界各国で翻訳され、今では英国の女王さまより金持ちだという。モトカレは「惜しいことした」と思っているだろうし、イマカレはすごい持参金付きで・・・ご本人だけでなくお相手の運命も変えたかな?
日本の版権を持つ印刷所の女主も、ご主人が亡くなり、その事業を引き継いだ時この作品にめぐり合ったとか、ここにもこの小説が幸せを運んできた。
「ダ・ヴィンチ・コード」の映画がまもなく封切られる。私は平成16年10月に読んだ。その当時から映画にならないかな~、なったら絶対見に行くよ~と思っていた。本で感激して、映画になって見にいっても裏切られることが多い。行間を読むと言うか、自分の頭で想像しながらの読書に勝るものはないと解っているのに、映画も大好きな私はつい映画館に足を運んでしまう。
「ダ・ヴィンチ・コード」は何か面白そうな本はないかと本屋に行った時、真正面に山積みされていたのである。私はこんなに売れることを予想されている本は読んでみようかと図書館にリクエストした。長編好きの私でさえ圧倒される部厚さの2冊組である。始めは面白くなかった。そのうちにぐんぐん引き込まれて、この2,3年に読んだ本のうちで「面白かった本」の片手に入る。しかし所々キリスト教を信じている人は怒るのではないか?と言う箇所があった。言い換えれば私はクリスチャンでないから素直に楽しめたのではないかと感じた。
今読み終えたのが恩田陸の「ネクロポリス」である。彼の作品は平成17年5月丁度一年前「夜のピクニック」と言う「本屋大賞」を取った本を読んだ。その時、体力訓練というか、丸一日歩き続けるという学校行事だけで、一冊の本を書いた彼に感心していたから「読んでみよう」と飛びついた。これも上下2冊の長編であるが「ダ・ヴィンチ・コード」に比べれば短い短い。
日本の彼岸を中心に書かれているのだが、彼岸すなわち「アナザーランド」と言う島に「お客様」と呼ばれる死んだ人、お化けではなく生前と同じ姿で現れる、その島に現代生きている人間が会いに行き、そこで起こった事件を書いているのである。発想の面白さ、又そんな島が本当にあったら私も逢いに行きたい人が何人もいるな~と思ってしまう。恐山のいたこを通じてのり移る出会いではなく、今日逢うように逢えるのである。面白かった。
この頃は読み進むのに時間が掛かるようになったし、パソコンに使う時間も有るので読む本の冊数が少なくなった。近頃は本は買わないで図書館でリクエストして購入してもらう事が多い。しかし「山崎豊子さんの本」だけは全て購入している。彼女が多作作家でないので助かっている。今の若い作家では「坂東真砂子さんの本」が好きで相当数読んだが一冊も買ったことは無い、全て図書館で借りている。彼女の収入には一銭も寄与しない愛読者である。
有名大会社ではなくて、弱小企業に提供したのもなんだか運命ですね。ローリングさんが磨かれてきれいに変身していっているのも羨ましいですね~。
私は乱読で系統だってはいません。でも本には知らないことが一杯詰まっていますので、本が好きに生まれたのを幸せと思っています。