ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

花の鎖

2012年01月13日 | 読みました

        「サンシュユの赤い実」     尼崎・大井戸公園     (11-12-27)


今年になって、初めて一人で外出しました。と言っても唱歌の学校に行ったの
ですが…。寝込んでいる間に合同練習が3回ありました。宝塚の切符が当たっ
ていたのに、行けなくて無駄にしてしまいました。

練習には行けませんでしたが、テープを聞いていたお陰で大丈夫でしたが、や
っぱり、とても疲れました。歌うと言うことは運動量も凄いな~と思いました。

冷えた身体を温める為に、熱いお風呂に飛び込みました。そして、冷えた身体
を温めてやりました。お水を貰った花のように気力体力が回復してくるのが分
かりました。

後、合同練習は、オケ合わせを入れても2.3回しかありません。風邪がぶり返
さないように注意して本番を楽しみながら、頑張りたいと思います。


        花の鎖     湊かなえ

湊さんの頭の中はどうなっているのでしょうね?作家になる数年前まではOL
だったのでしょう? 良くこれだけ色々と違った形の筋書きの小説が書けるも
のだと感心しています。

この本は二組の親子三代が離れ、交わって織り成す物語なんですけれど、章
によって、親世代の話であったり、子供世代の話であったりするのですが、
初めのうちは、同じ時代の二つの男女のお話だと思って読んでいました。

ところが、だんだんと、人のつながりから、親子3代に渡る話であると気づい
ていきます。

題名は女主人公(3代目、孫娘・梨花)が絵が上手で、特にボタニカル画(植
物絵)と、いつも家の中に花がある。同級生に花屋を継いだ男友達がいる。

その花屋から、毎年一度、母(紗月)の元に豪華な花が届けられる。元恋人の
浩一が急性骨髄性白血病になったとき、色々の事情で初めは拒否したドナーに
なって命を助ける。そのお礼として毎年送られてくる花束であった。

母も、祖母も一切梨花には話さなかったが、孫の梨花の代になって、色々のこ
とが分かってくると言うお話。

『母が熱を出して寝込んだとき、誰かを呼んでこようかとした紗月に「お母さん
は一人で大丈夫だから。寝込んだから誰かに助けてもらえるなんて、体が覚え
てしまったら、一生起き上がれないわ」それを聞くと、自分も他人に頼っては
いけないような気がした。一度頼ると、一生一人では何も出来なくなってしまう。
そう自分に強く言い聞かせた。一人でできないことなど何も無い。無理だと思
ってもがんばって乗り越えれば、その次同じ状態になっても、今度は簡単に対
処できる』

上の文章を読んだ時、私は母を思い出した。母も私の為に頑張っていた。そん
な母の姿を見て私も頑張る事を覚えたのだな~と思った。


                      神戸・サンチカのお正月の花
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