ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

英雄の書

2010年05月19日 | 読みました

               「春 蘭」 今年は沢山咲きましたし 色も綺麗です


予定通り、昨夜から雨が降ったようです。庭の草花たちが嬉しそうに生き生きし
ていました。今が一番花の多い時期でしょうか。

雨の日はジムにも行かない、庭の手入れもしない、読書日です。しかし、昔のよ
うに喜んで長時間読むというわけには行かなくなっています。やっぱり疲れるの
です。身体を動かすわけではありません、頭の中だけのことなのに、やっぱりエ
ネルギーの消耗は激しいようです。それでも好きなことは止められず、フーフー
言いながら読んでいます。贅沢なことです。



           英雄の書  上下  宮部みゆき

題名が厳めしいので、何でこの本を借りることになったのか忘れてしまったので
すが、借りては来たものの、手に取るのが億劫でした。3cm程の厚みのある上
下2冊組です。

宮部さんの本はよく読んでいるのですが、こんな厳めしい題名は初めてで、とっ
つきにくかったのだと思います。

感想としてはミヒャエル・エンデの「モモ」と J.K.ローリングの「ハリーポッター」
をミックスしたような物語と感じました。こういうのは何て言うのでしょうか「ファ
ンタジー小説」? 「不思議の国のアリス」系?

日ごろの性格からは考えられない、友人を殺害して、忽然と姿を消してしまった
兄を探す、小学生の女の子のお話なんですが、「英雄」の話の物語の本の世界
に旅立ち、兄を見つけ出すのですが、兄はもう元に戻らないとあきらめ、一人
現世に戻ってくる女の子の物語なんですけれど。

本の作家は、人間であり、人が生きているということは、物語を書いていることだ
というのが、なるほどな~と思いましたね。

始めは一寸とっつきにくい感じでしたが、下巻になりますと、アットいうまに読み
終えた小説でした。小学生の女の子がこんなにしっかり人の心が読める?とか、
物言いをする?とか少々の違和感は覚えましたが、まあまあ面白く読みました。




     「白色春蘭」  白は珍しいと思います あまり日が当たると 少しピンク掛ります
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« “夢織りびとの世界”展 | トップ | 買い物難民 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

読みました」カテゴリの最新記事