「春 蘭」 今年は沢山咲きましたし 色も綺麗です
予定通り、昨夜から雨が降ったようです。庭の草花たちが嬉しそうに生き生きし
ていました。今が一番花の多い時期でしょうか。
雨の日はジムにも行かない、庭の手入れもしない、読書日です。しかし、昔のよ
うに喜んで長時間読むというわけには行かなくなっています。やっぱり疲れるの
です。身体を動かすわけではありません、頭の中だけのことなのに、やっぱりエ
ネルギーの消耗は激しいようです。それでも好きなことは止められず、フーフー
言いながら読んでいます。贅沢なことです。
英雄の書 上下 宮部みゆき
題名が厳めしいので、何でこの本を借りることになったのか忘れてしまったので
すが、借りては来たものの、手に取るのが億劫でした。3cm程の厚みのある上
下2冊組です。
宮部さんの本はよく読んでいるのですが、こんな厳めしい題名は初めてで、とっ
つきにくかったのだと思います。
感想としてはミヒャエル・エンデの「モモ」と J.K.ローリングの「ハリーポッター」
をミックスしたような物語と感じました。こういうのは何て言うのでしょうか「ファ
ンタジー小説」? 「不思議の国のアリス」系?
日ごろの性格からは考えられない、友人を殺害して、忽然と姿を消してしまった
兄を探す、小学生の女の子のお話なんですが、「英雄」の話の物語の本の世界
に旅立ち、兄を見つけ出すのですが、兄はもう元に戻らないとあきらめ、一人
現世に戻ってくる女の子の物語なんですけれど。
本の作家は、人間であり、人が生きているということは、物語を書いていることだ
というのが、なるほどな~と思いましたね。
始めは一寸とっつきにくい感じでしたが、下巻になりますと、アットいうまに読み
終えた小説でした。小学生の女の子がこんなにしっかり人の心が読める?とか、
物言いをする?とか少々の違和感は覚えましたが、まあまあ面白く読みました。
「白色春蘭」 白は珍しいと思います あまり日が当たると 少しピンク掛ります