ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

祇園祭の宵々山 (2)

2009年07月16日 | 一寸そこまで
                   「長刀鉾」の囃子方

        右上と左下:稚児の衣装  右下:鉾と家とをつなぐ橋



此処で「ちまき」を買いました。どの「鉾」にも「山」にも売って居ます。実は私買う為に手に貰うまで、家に帰ってからも「食べ物」だと思っていたのです。子供の日に食べますでしょう? 千円払ってもらってからも「えらい軽いな~」とは思いましたが、まだ食べる気で居ました。説明を読んで始めて、「厄除け」で玄関先に吊る物だと知りました。昔は「鉾」や「山」からばら撒いたと聞いていましたから、食べ物だと思っていました。

何かを買うと「鉾」に登らせてくれます。この「長刀鉾」だけは「女性禁止」でしたので、主人が昇りました。私は千円の「お守り」を買って「月鉾」に昇りました。3畳あるかないかの狭い空間でした。「お囃子」をしている時も昇れましたから「お囃子の時昇ればよかったね」と残念でした。

食べ物といえば夜店ですが、想像を絶する数の屋台が出ていました。勿論食べ物だけではありませんよ。全国津々浦々から集合してきたのではないかと言うほどの数でした。私は「麻ののれん」を買いました。

          「月鉾」のご神燈にまだ灯のともされない状態

                 灯がともされて 囃子方と…


ご神燈に灯が入るのを見たいので、ゆっくり行けばいいわと思っていましたのに、主人が「早く早く」とせかすものですから1時には家を出てしまいました。ま~その分、ゆっくりと廻れたともいえますが、提灯に灯の入るときまで居る事になってしまいました。 やっぱり、灯が入ってからのほうが断然奇麗でした。私達が帰る頃からどんどん人が集まり始めました。

お嬢さん達の浴衣姿も多かったですが、「浴衣美人」には出会いませんでした。現代風のお目目ぱっちりのメイクに、襟元にまつわりつく下げた髪型、その上立ち姿は完全に外輪です。浴衣はスッピンに近い化粧にアップに結って首筋の美しさが似合いますのにね~。おば様達も同様でした。子供だけが髪をアップに結ってもらって、おリボンやお花をつけてもらって可愛かったです。


        「舩鉾」は変わった形と「船」と書かずに「舩」と書きます




他の「鉾」や「山」が四角いのに、これは「舟形」ですから目を引きますね。

           「蟷螂山」は「カマキリ」のからくりで人気です




駕篭の上にカマキリが乗っています。手足が動くようですので、其処が人気だと説明がありました。一寸した「カラクリ」でしょうか?

  これなんだか解りますか? 提灯を入れておく「ブリキ缶だと思います


露地に何気なく置いてあったのです。始はなんだろうと思ったのです。目の前の提灯を見ている内に、「これは提灯の保存箱に違いない」と思ったのです。といいますのが昭和30年代始、「ブリキの衣装箱」が流行っていたのです。私も「ブリキの衣装箱」持っていましたので、ブリキの素材を見て、ピン!ときたのです。家ではまだ「ブリキの衣装箱」健在です。

見つけた時は嬉しかったですね。大方の方がカメラを持っていますが、この露地に何気なく放置された「ブリキ缶」に目を向ける人はないだろうう。何か人と違うものが欲しい私としましては、貴重な記念撮影です。
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