ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

公方様のお通り抜け

2016年06月24日 | 読みました

             「アマリリス」    友人宅にて     (16―4―20)




2.3日前、今度の「参議院選挙の投票用紙」郵送されて来ましたね。
今の今まで、「投票用紙」と言う字と思っていたのです。でも今日初め
て封筒の文字を読んで見ますと「投票所整理券」って書いてあるんで
ね。ご存知でした? 私は読むことなく「投票用紙」と書いてあると思
っていましたよ。自分で、そう信じていてもまるで違うことって、色々ま
だあるのかしらね~?

           



    公方様のお通り抜け    西山ガラシャ


2015年、第7回 日経小説大賞 受賞作品です。

主人公の本当の、目論見は公方様のためではなく、自分の金儲けの
為ですが、それが次々と成功します。その土地は徳川家光公から尾
張藩邸として下賜されたものです。

そこを公方様がお通りになるというだけで、お通りになる半年前から、
荒れ果てた庭を整地し、農家の点在する田園、宿場町や門前町等、
町家を造りました。そのお屋敷は東京ドームの27個分13万6千
坪もあったんです。今の早稲田大学にの西側です。20歳の公方様
が、気持ちよくお通り頂くようにするのだけが目的です。しかし、
其の街並みをお気にいられた公方様は、この後何度もお成りになる
んです。

請った仕掛けが満載の江戸時代の名庭を「江戸版 テーマパーク」に
見立て、建設秘話をユーモラスに描いている。

そこには「龍門の瀧」と言う大瀧も造りました。又、公方様は心の臓
がお弱いからとか言いながら、お化け屋敷まで造ってしまうのです。

北の門の「穴八幡宮」は今でも存在して、祝祭日には賑わっているそ
うです。


コメント
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