5月21日(土) 菩提寺・広済寺から、年に一度の参拝バス旅行・琵琶湖の多景
島に行ってきました。今年は多景島(たけしま)人気のゆえか、40人近い人が参
加されました。
琵琶湖といえば「竹生島」が有名ですが、「多景島」については、全然知りませ
んでした。琵琶湖の南北丁度中間あたりにあります。彦根藩 井伊家ゆかりの
島で、日蓮宗・見塔寺(けんとうじ)があります。
彦根港まではバスで行きました。そこから船で20分の海上に在ります。島の周
りは0.6kの小さな島で、見塔寺以外に建物はありません。
中央辺りの左の傾いている岩が、「お題目岩」です。
周り600mの小さな島ですから、そして、船が「チャーター船」ですから島の周
りをゆっくりと一周してくれました。其の見る角度のよって、色んな景色に見えま
した。それが「多景島」という名の由来でもあるそうです。
この左の小さな桟橋から上陸しました。
上陸すると「可愛い蛙の親子」が出迎えてくれました。
見塔寺の前には間隔をおいて「見ざる」「聞かざる」「言はざる」がおりました。
日蓮宗・霊夢山・見塔寺です。 私たちのお上人が、「時間がおしているので、説
明は結構です」と言われたのですが、和尚さんは話好きな方らしく、「題目岩」
「誓いの御柱」等々謂れのご説明を頂きました。
高さ、およそ12m幅およそ4mだそうで、日靖上人が岩の上からモッコに乗っ
て、吊り下がって3年かかって彫られたといわれています。「南無妙法蓮華経」
という字の一文字にはお米一俵が入るといわれています。左の像は、若き日の
日蓮上人です。
「誓いの御柱」大正13年に立てられた、高さおよそ23mの5角形の青銅の
塔です。明治維新の際に、明治天皇が誓われた「五箇条のご誓文」が記されて
います。滋賀県民の浄財で建立されました。
左は「石の宝塔」。右は島の中で唯一咲いていた花木ですが、「藤だ」という人が
ありましたが、同でしょうか。草花は「春蘭」があちこちに咲いていました。
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