「金木犀」 優しい香りが気持ちを和ませる 尼崎・武庫之荘住宅地 (13-10-15)
今日はお日様のお顔が余り拝めずに、肌寒い一日でした。昨日買って来た月
刊誌「WILL」を一日中読んでいました。
今日で我家の本棚の本は1冊もなくなりました。今は写真棚になり、家族の写真
が私を見つめています。
水曜日の朝6時に「スーパープレゼンテーション」という番組があります。毎朝
6時25分からテレビ体操をするのに、ぎりぎりに起きたのでは、なんだか体
が言う事を利かない気がして、5時半過ぎには起きて、朝の準備をして、6時か
らの(火~木曜日)色んな英語番組を見ています。是が終わると「体操の番組」
が始まるということです。
だんだん、寒くなって、目は覚めているのですが、寝床を離れるのが辛くなって
来ました。
「スーパープレゼンテェーション」という番組は、色んな分野で、その道で長け
た方のお話を聞くといえばいいでしょうか。今日は、ベンジャミン・ザンダー氏
=アメリカのボストンフィル・ハーモニック・オーケストラの指揮者の方でした。
とても引き込まれるような、お話の上手な方でした。
この楽団は、プロと学生、市民からなるユニークなオーケストラだそうです。
心に残った言葉を書き留めてみました。
・ クラシックには、人を変える力がある。ショパンのプレリュードを引きながら
のプレゼンでした。
・ 音痴なんていない。「電話で誰の声かわかる。そして機嫌がいいか如何か
もわかる」即ち、音痴はいないという。
・ ある中学で指揮した時、大きな拍手が起こり、ベンジャミン自身も拍手をし
た。「何故私が拍手をしたか、わかりますか?」と聞くと、一人の男の子が
「僕らがちゃんと、聞いていたから」と答えたという。なるほど…。
・ 「指揮者とは何だろう」と考える。指揮者は演奏者にパワーを与える。私の
仕事は他人の可能性を引き出すこと。演奏者の目の輝きに指揮者の力が
現れる。
・ 成功は金、名誉、権力ではない。周りの人の「目の輝き」である。
・ 言葉がいかに大切かということです。例として、姉が弟を叱った。弟がまも
なく死んだがために其の言葉が、姉が弟に掛けた最後の言葉になった。
其の姉に直接聞いた話ですが「其の言葉が最後の言葉になったら困るよ
うなことは二度としない」
色々と考えさせられます。勿論日本語のスーパー字幕を読んでの理解ですが、
人の「目を輝かせる」って、凄いことだと思いますし、「言葉がいかに大切か」
は身を持って感じていますし、一生掛かって、努力すべきことだとも思ってい
ます。言葉は気持ちを引き裂く刃にも、喜びと安堵をもたらす安定剤にもなり
ます。