ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

寿美花代さんの献身

2013年06月19日 | テレビから

            「黄ソケイ」   今年は花数が少ない   (13-6-6)


今日は一日中雨でした。やっと梅雨になったか? と言う感じでした。雨音を聞
きながら、本を読んだり、ビデオを見たりして、過ごしました。

昨晩ビデオにとってあった、「忠夫さん 死ぬまで一緒やで」を見ました。寿美さ
んの夫・高島忠夫さんの看病記なんです。

寿美さんが宝塚で活躍しておられたころは、私の子育て時期と重なって、宝塚
とは疎遠に時期でしたので、噂としては知っていましたが、一度も舞台は見た
ことがありません。

高島さんが「うつ病」になられて、テレビから消えられるまで、ご夫婦で出ておら
れた、料理番組は楽しんで見ておりました。だから、「うつ」に掛かられたことも
知っていました。

お二人が、東京に住まわれて50年と言うのに、未だに関西弁なのが、余計に
親近感を持つ理由でもありました。

高島さんは「うつ」だけではなく、「パーキンソン」「心臓」「糖尿」と患っておられ
たとは知りませんでした。心臓のバイパス手術も受けられたそうです。

そんなに、色々の病気を抱えながらも、すこしずつ良くなられているからこそ、
テレビ放映があったのでしょう。

高島さん82歳、寿美さん81歳ですって、とてもそのお年に見えないし、長年看
病している人とは見えません。それは寿美さんが、いやいやの看病ではなく、
「忠夫さんの笑顔が見たい」一心だからだろうと思います。

高島さんは幸せな方だと思います。世の中には夫を亡くして、独り身になったと
「今が一番幸せ」と言う方の多い中、そういう方々から見ると、「14年も看病な
んて、可哀相に」と言われるかも知れませんが、そうでしょうか? 寿美さんを見
ているとそうは思えません。現状を受け入れて、その中で、共に楽しむ事を心が
けておられるな~と感じました。

息子さん二人も、しっかりと寿美さんを支えておられるし、夫婦愛、親子愛って、
良いな~、家族っていいな~、と感じました。

もう一つ、友情、フィレオ・イグレシャスさんとの友情も、感動的でした。フィレオ
さんが台湾に公演に来る事を知った寿美さんが、高島さんをその公演に連れて
行かれるのです、一人では大変と(会社の方も付き添っていたようですが)撮影
の合間を縫って、次男が追っかけて来てくれます。寿美さんどんなに心丈夫だっ
たでしょう。

「うつ」は軽くなったとは言うものの、表情に乏しい高島さんが、フィレオさんと話
しているうちに、笑顔が出て、目に輝きが出てきたのを見て、「あ~、昔の高島
さんの顔だ!」と見ている私まで嬉しくなりました。

色んな「愛」が人を勇気付け、生きる力になる事を再認識しました。

「死ぬまで一緒やで」の後に「この家で」が付くそうです。人は自分の家で死に
たい、それがかなう人こそ、「ほんとに幸せな人」でしょうね。寿美さんの看病
も「この家で…」と言う思いからだそうですから。 



     「ガクアジサイ」   今年は花数は多いが一番綺麗な時に撮れなかった     (13-6-10)
コメント
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