台風10号の影響でしょうか、風がとても強かったです。その代わり、少しはし
のぎやすくなるように思いました。
産経新聞の文化サロンで「息子が語る柴田トヨ」があるというので、申し込み
ました。抽選で当たって、産経大阪本社に、午後1時半から行く予定になって
いました。
2.3日前に、「そ~だ『くじけないで』展も8月に大阪であるはずだったと、調べ
ました。丁度今日から大阪・高島屋である事を知りました。
それなら、朝のうちに高島屋で『くじけないで』展を見て、ランチして、同じ難波
にある難波産経に行けば、一度で済むわと思いました。
高島屋にいくのも久しぶりだし、バーゲンの時期でもあるしと10時開店に間に
合うようにと9時前に家を出ました。
高島屋には開店5分前に着いたのですが、もう沢山の人が開店待ちをしていま
した。皆さんわき目も振らず、7階会場へ、エレベーターは満員でしたので、
私はエスカレーターを使って上がりました。
この展覧会は東北地方の震災地の方々を励ますのを目的にしたものですから、
加えられた言葉には、そのことが記されておりました。
トヨさんの詩を著名人36人が好きな詩を自筆で書いたものが展示されると言
うものです。「片岡鶴太郎」「ジュディ・オング」「八代亜紀」さんなども含まれて
いたものですから、「詩」に「絵」が添えられていると思っていましたので、その
点は一寸がっかりもしました。
一番初めに「荒木径惟」さんの撮ったトヨさんの写真にはこう記されていました。
「宇都宮の家に撮影に伺った。
トヨさんは化粧して待っていてくれた。
オンナを忘れていなかった。
笑顔がステキだった。
撮影して、生をもらった。
空からも生をもらった」
化粧をする、オンナを忘れていないトヨさん、私はトヨさんより、20才以上も
若いのに、すでに忘れている。お化粧がいやでたまらない。やっぱり、見習う
べきだろうか? 最後の「空からも生をもらった」と言う言葉が何をさすのか
私には理解できなかった。
私はトヨさんの詩集2冊とも持っているので、書かれている詩は、知っている、
でもやっぱり泣きそうになった。言葉というのは凄い力を持っているな~と、
つくづく思った。
トヨさんは90歳から作詩を始められた、私は70歳過ぎてからブログを始め
た。トヨさんは詩を作ることで生きがいを見つけられた、その詩が認められた
ことによって、益々生きてゆく希望を持たれた。私もそうかも知れない、この
ブログが思いもかけない沢山の方に読んでいただいているのは、私の生き
がいの一つになっています。
「渦アジサイ」 公園の片隅で (12-6-6)