ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

扇絵名品展(鴻池コレクション)

2010年05月17日 | 一寸そこまで
    
                 扇絵コレクションのチッケト
    
    
    ↑  扇絵コレクションのチラシ  葛飾北斎の「縁台の三美人」です     ↓ ポスター 


昨日5月16日(日)天王寺・大阪市立美術館に行ってきました。鴻池コレクショ
ン「扇絵名品展」です。

早く行って、人の少ないうちにゆっくり見たいね。と言う事で9時前に家を出まし
た。過ってJR天王寺から美術館までの道路を占領していた、カラオケが姿を消
して何年になるでしょうか…、すっきりしていました。

美術館に行くにはこの道と、天王寺公園を横切っていく道と2通りあります。美術
館の入場券を持っていれば、公園の入園料は無料です。私は勿論、帰りに植物
園に立ち寄りたいと思っていましたから、公園を横切っていくことにしました。


                            天王寺公園


帰る頃の公園は家族ずれでにぎわってはいましたが、この公園で遊ぶというこ
とも考えられませんから、お昼を食べたらお隣の天王寺動物園にでも行くのだ
ろうかと考えました。私達は温室に立ち寄りました。

天王寺美術館は何度となく来ていますのに、館内にふんだんに大理石が使わ
れていることに今まで気づきませんでした。地下にも初めて降りましたが、放射
線状の幾何学模様の床がとても綺麗でした。館員さんに確かめると「昔の大理
石ですから、相当の厚みがあるそうですよ」と答えが返ってきました。今も大理
石を使った建物はありますが、セメンの上に薄い大理石を貼り付けてあるのとは
違うという意味でしょうね。

メキシコの博物館もやはり大理石仕様でした。スケールの大きさが違いますが、
あちらは自国で取れる大理石なんでしょうね。銀の町「タコス」にも連れて行って
もらいましたね。そこで飲んだオレンジジュースは目の前でぎゅーと絞ってくれる、
混ざり物なしでしたね。そりゃもう美味しかったのですが、日本人の私としては
「冷えていればなお美味しいのに…」と思いました。


「扇」は素晴らしかったですよ。今回は300点と言っていたと思いますが、あま
りの数ですから「音声ガイド」のある作品を主に見せていただきました。

何時も昔の日本の色使いを見て思うのですが、本当に奇抜な取り合わせが目を
引きます。しかしその色たちが喧嘩をしないで、お互いに引き立てあっている事
が凄いな~と思うのです。

作者名には「葛飾北斎」など知っている名もありましたが、私の知らない方が多
かったです。大阪随一の豪商・鴻池家などは、これらの絵描きさんのパトロンで
もあったようです。

昔は季節を問わず「扇」を持ち歩いていたようですが、どういう使い道があった
のでしょうか? 「扇」は「持ち歩く美術品」と書かれていましたが、季節を表し
た「扇」を見せ合って話題にしたのでしょうか? 大体の「扇」が大振りでしたか
ら男物だと思うのですが、女性は持ち歩かなかったのでしょうか?女性物があ
るなら見てみたかったな~と思います。


帰りは地下鉄に乗って東梅田に出ました。はじめは何時ものお店でサンドイッチ
を食べるつもりだったのですが、「今日はもう少し、腹持ちのいいものを」と主人
が言うものですから、初めてのお店(トンカツや)に入りました。人もどんどん入っ
てきて繁盛しているようで「美味しいかも…」と期待したのですが、駄目でした。
神戸の美味しいトンカツを食べていますから、ぜんぜん駄目でした。悲しい昼食
になりました。希望通り満腹にはなりましたが…。


     行きは空いていましたが 帰る頃は家族ずれが木陰でお弁当を開いていました
                  左後方に聳えているのは「通天閣」です




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