扇絵コレクションのチッケト
↑ 扇絵コレクションのチラシ 葛飾北斎の「縁台の三美人」です ↓ ポスター
昨日5月16日(日)天王寺・大阪市立美術館に行ってきました。鴻池コレクショ
ン「扇絵名品展」です。
早く行って、人の少ないうちにゆっくり見たいね。と言う事で9時前に家を出まし
た。過ってJR天王寺から美術館までの道路を占領していた、カラオケが姿を消
して何年になるでしょうか…、すっきりしていました。
美術館に行くにはこの道と、天王寺公園を横切っていく道と2通りあります。美術
館の入場券を持っていれば、公園の入園料は無料です。私は勿論、帰りに植物
園に立ち寄りたいと思っていましたから、公園を横切っていくことにしました。
天王寺公園
帰る頃の公園は家族ずれでにぎわってはいましたが、この公園で遊ぶというこ
とも考えられませんから、お昼を食べたらお隣の天王寺動物園にでも行くのだ
ろうかと考えました。私達は温室に立ち寄りました。
天王寺美術館は何度となく来ていますのに、館内にふんだんに大理石が使わ
れていることに今まで気づきませんでした。地下にも初めて降りましたが、放射
線状の幾何学模様の床がとても綺麗でした。館員さんに確かめると「昔の大理
石ですから、相当の厚みがあるそうですよ」と答えが返ってきました。今も大理
石を使った建物はありますが、セメンの上に薄い大理石を貼り付けてあるのとは
違うという意味でしょうね。
メキシコの博物館もやはり大理石仕様でした。スケールの大きさが違いますが、
あちらは自国で取れる大理石なんでしょうね。銀の町「タコス」にも連れて行って
もらいましたね。そこで飲んだオレンジジュースは目の前でぎゅーと絞ってくれる、
混ざり物なしでしたね。そりゃもう美味しかったのですが、日本人の私としては
「冷えていればなお美味しいのに…」と思いました。
「扇」は素晴らしかったですよ。今回は300点と言っていたと思いますが、あま
りの数ですから「音声ガイド」のある作品を主に見せていただきました。
何時も昔の日本の色使いを見て思うのですが、本当に奇抜な取り合わせが目を
引きます。しかしその色たちが喧嘩をしないで、お互いに引き立てあっている事
が凄いな~と思うのです。
作者名には「葛飾北斎」など知っている名もありましたが、私の知らない方が多
かったです。大阪随一の豪商・鴻池家などは、これらの絵描きさんのパトロンで
もあったようです。
昔は季節を問わず「扇」を持ち歩いていたようですが、どういう使い道があった
のでしょうか? 「扇」は「持ち歩く美術品」と書かれていましたが、季節を表し
た「扇」を見せ合って話題にしたのでしょうか? 大体の「扇」が大振りでしたか
ら男物だと思うのですが、女性は持ち歩かなかったのでしょうか?女性物があ
るなら見てみたかったな~と思います。
帰りは地下鉄に乗って東梅田に出ました。はじめは何時ものお店でサンドイッチ
を食べるつもりだったのですが、「今日はもう少し、腹持ちのいいものを」と主人
が言うものですから、初めてのお店(トンカツや)に入りました。人もどんどん入っ
てきて繁盛しているようで「美味しいかも…」と期待したのですが、駄目でした。
神戸の美味しいトンカツを食べていますから、ぜんぜん駄目でした。悲しい昼食
になりました。希望通り満腹にはなりましたが…。
行きは空いていましたが 帰る頃は家族ずれが木陰でお弁当を開いていました
左後方に聳えているのは「通天閣」です