ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

普天間基地問題

2010年05月05日 | 気にかかる

   よ~く見てください 金時さんの顔「真珠」ですよ  神戸・北野町の真珠店のウインドウから

          ちりめん細工の 「こいのぼりと菖蒲」  (西宮 10-4-30)


連休も終わりました。懐かしい故郷に帰った人も、楽しい旅に出ていた人も、
「あ~、やっぱり家が一番だね」と話している頃ではないでしょうか。

沖縄の基地周辺の方はそれどころではない、この連休でしたね。普天間基地
問題、振り出しに戻ったようですね。一旦は反対運動はあったというものの、決
まっていたのに、前自民党の案ではあるし、実行に移せなかったのだから、「一
旦白紙に戻して考えましょう」と鳩山さんが言い出したのですが、何しろ連立を
組んだ社民党が「沖縄から基地を無くして…」と言う党ですから、そちらにも気
を遣い決められず、迷走が続いていました。

やっと昨日「沖縄の基地は残し、国外への転出もない」と言うニュアンスの発言
が鳩山さんから語られました。一日経ちましたが、社民党は沈黙を守ったまま
ですね。「鳩山さんのことだから、又ブレるだろう」と思っているのでしょうか? 
何とも不気味な社民党です。

そもそも基地を沖縄と徳之島に分割すると言う案は、素人の私が考えても無理
があります。一つに固まって居ればこそ力が発揮できるのに、半分にすれば、
力は1/3に、いや1/4に落ちる可能性があるのではと思います。

鳩山さんがアメリカを怒らせるのではないかと心配でした。有事の際日本は守
ってもらわなければなりません。自衛隊は用を成さないし、年々防衛費を減らさ
れている自衛隊、貧弱ですよ。伊丹駐屯地(これでも日本では大きな規模の基
地だそうです)を見に行った帰り、主人と「あんなんで良いのかな?」と「心細い
な~」と話し合ったものでした。

日本は憲法で軍隊が持てないのですから、アメリカに頼るしかありません。何故、
沖縄に多くの基地がと言うことも考えますが、そもそも戦争に負けた時点で、沖
縄はアメリカの占領地になったのですよね。だからそこに基地があるのは当然
と言えば当然なんですね。それが証拠に、沖縄にはパスポートがないと入国出
来なかったのです。

アメリカ側にすれば基地を残して返してあげたんだ、と思っているかもしれま
せん。敗戦国だったという気持ちの薄れがあります。沖縄の人にすれば「何故
何時までも自分たちだけが犠牲に…」と言う気持ちかもしれませんが、すべて
の人が「基地反対」ともいえないのではないでしょうか?。基地によって生計
を立てている人も居るわけです。

確かに隣にある小学校は騒音とか、いろんな意味で大変だと思います。発想
の転換で小学校を移転しては如何なんでしょう。スクールバスで通えば出来
ないことは無いでしょう。

美しい沖縄の海を守ろうと言う環境破壊反対派の方も居るのですが、やっぱ
り自民党案が良かったように思います。

一つ事をには必ず負の部分があるわけで、このたびの戦争では、何の被害も
受けなかった人もあるし、爆弾ですべての財産が灰となり、その後の人生が変
わってしまった人も居ます。私もその一人だと思っています。でもそれも運命
だったのだと思っています。しかし私たちの親世代は本当に苦労をしています。
今から思えば、すべて焼き尽くされ、無一文になって、子どもを抱えて苦労し
た母、その苦労が母の命を縮めたと思います。

話がそれましたが、日本は敗戦国で沖縄は占領されていた、その時に基地が
作られた。基本に立ち返って、もう一度考えてみてはいかがでしょうか?私の
立場は「対岸の火事」だからと思わないで、そうであったとしても、すでに戦争
によって、犠牲を払い、運命を変えられた私が言っていると思ってください。
敗戦国ってそういうものではないですか…。




        熊ならぬ 「鯉にまたがった金時さん」  (尼崎・スポーツセンター・ウッディ)
    
コメント (2)
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