ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

今年の漢字「命」

2006年12月16日 | 今日この頃
            京都府立植物園
        胡蝶蘭の仲間ですが、始めてみた
         房になって咲き下がっていた

12月12日清水寺森貫主(かんじゅ、かんしゅ)の揮毫により今年の漢字「命」と言う字が発表された。色紙(縦1500mm横1300mm)は清水寺奥の院のご本尊千手観世音に奉納された。

11日に「明日、今年の漢字が発表されます」と聞いたとき、私は「悠」だろうと思った。「悠宮様」の「悠」の字だ。

「命」が一位(8,363人 9,04%)
「悠」は二位(3,793人 4,10%)だった。
「生」が三位(3,303人 3,57%)に入った。
 応募総数92,509人だった。

私は一字は今年の反省も含めて「希望」に溢れた字が選ばれるものと思っていたが錯覚だったらしい。六位「殺」十二位「死」十九位「虐」と恐ろしい字が入っている。

又、この十年間の間にも「震」「倒」「毒」「戦」「災」と暗い字が選ばれていた。去年の一字は「愛」紀宮さまのご結婚、愛・地球博にちなんでとはいえ、残忍な少年犯罪など愛の足りない事件が多発したこと「愛」の必要性と「愛」の欠乏を実感した年と余り芳しくない。

今年の「命」は
生まれた命:秋篠宮紀子さまご出産、皇室に約40年ぶりに親王さまご誕生。
絶たれた命:いじめによる子どもの自殺が社会問題に。
奪われた命:飲酒運転による交通事故、虐待による殺人が多発。
膨らむ命の不安:北朝鮮の核実験、高齢者の医療費増大、臓器移植問題。
四つの命の中で「生まれた命」以外はやはり「暗い」

毎朝、紙上を埋める暗いニュース、一つしかない命を事も無げに絶つ子ども。子どもと男を比べて、男を選び、わが腹で命を育て、産みの苦しみを経てこの世に送り出したわが子を虐め、果てには命まで奪うという事件。子を持てば自ずから備わるものと信じていた母性は、男への愛に変わるほど薄いものか。又逆に子が些細な事で親を死に至らしめる。こんなことが在っていいものだろうか。いずれにせよ命の大切さを知って欲しいと痛感した一年だった。

何かの調査で命は再生されると思っている子が沢山いると知った時驚き、恐れた。テレビゲームのせいで、命の蘇生を信じていると言うのだ。そんな事があるだろうか?テレビゲームを扱える年代の子がそんな事思うだろうか?調査は蘇生されると思っていると言うのだが・・・。

「今年の漢字一字」は日本漢字能力検定教会の事業らしい。
12月12日(いい字一字)と読むらしいが、私には読めない。日本人一人ひとりが毎年、「いい字」を少なくとも「一字」は覚えて欲しいと言う願いがこもっているそうだ。毎年全国公募により世相を現す漢字一字を決定する事で、一年を振り返りながら漢字一字にこめられた奥深い意味を認識する機会を創出(初めて作り出す事)すると言う。

この日を「漢字の日」と認定したのは日本記念日協会。こんな会があったんですね。一度決めてしまえば御用はないから、名誉職だろうか?

来年は「亥」年、干支の最後の年である。来年から徐々に方向転換し、次の十二支の初め「子」年からは「明るい字」の選ばれる年が続けばと願っている。












コメント
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