ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

ねむの木学園のカレンダー

2006年12月05日 | 今日この頃
              池の華
           瑠璃光院の池の鯉
        水面に浮かぶ紅葉も又風情あり

随分と朝の冷え込みが厳しくなってきた。瑠璃光院は沈み込むような冷えの中にあるだろうな~と思った。残っているこれからの楓が紅を増すのも間もなくだろう。その紅の上にうっすらと積もる雪もいいだろうな~と想像する。

今日「ねむの木学園のカレンダー」が届いた。宮城まり子さんの「ねむの木学園」である。何時の頃から取り寄せ始めたのか記憶は定かでないが、以前通っていたコーラスの先生が人から頂かれ、次の年から部員も申し込んだのが切っ掛けだと記憶している。初めは自分だけのものとして毎年申し込んでいたが、近年はその年お世話になった友達や、親戚の人にお礼として「カレンダー」を送るようになった。

今年のカレンダーにはまり子さんのこんな言葉が添えられていた。

カレンダーお買い上げくださってありがとうございます。ねむの木40年のカレンダーが、一年中、貴女の部屋にかざられているのを想像し、ありったけの努力をし、福祉の教育の大変なとき、のりきって行きたく思います。有難うございました。おそくなり、ごめんなさい  宮城まり子
早く、きちんと貴女のところへとどきますように。子供達に代わり  まり子

「カレンダーが出来上がりました」と言うお知らせの時も、こうして「カレンダー」発送の時も、いつもまり子さんの添え書きが付いて来ます。お忙しいでしょうに、嬉しい気持ちで読ませていただいています。

子供達の絵は繊細なタッチで、気の遠くなるような細かさで、吃驚するような色の組み合わせで、それでいてケバケバしく無く、不思議なハーモニィーの可愛い絵です。

1ヶ月ごとのカレンダーと卓上カレンダーのセットになっています。卓上カレンダーは絵葉書としても使えるようになっています。紙も絵が綺麗にプリントされるようにいいものを使っています。是で2200円です。送料は別です。

もう一部ぐらいカレンダーを買おうかな~と思っておられましたら、一度手にとって見て下さい。決して「損した!」と言う気持ちにはならないはずです。お友達へのプレゼントにも喜ばれる事間違い無しです。「ねむの木学園」と引いてくだされば申し込み方法はわかります。

来年の4月6日で40年を迎えるようです。一緒に守っていた、弟さんや吉行淳之介さん達に先立たれた悲しみを乗り越えて頑張っておられます。1968年に宮城まり子を園長として日本最初の「肢体不自由児養護施設」として園児8名から始められたようです。「ねむの木学園」と言う名は、求められた土地に「大きなねむの木」があった事に由来するようです。

その頃1972年毎土曜日朝、朝日放送で「おはようパーソナリティー 宮城まり子です」を楽しみの聞いていましたが、あるとき突然放送が打ち切られました。とても残念に思ったのを覚えています。まり子さん自身も最後の放送で「何故打ち切りになるのか解らない」と言っておられた涙声が忘れられません。

天皇・皇后両陛下は今までに2度も訪れられ、毎年のように御下賜金も贈られているようです。秋篠宮殿下・妃殿下も訪れられたようです。

1992年ペスタロッチ教育賞、1993年東京都文化賞(石原都知事も訪問)1994年第25回博報堂賞・特別教育賞等沢山の賞を受賞しています。

宮城まり子さんは子供達に常に言い聞かせているそうです。
「やさしくね やさしくね やさしいことはつよいのよ」



コメント (4)
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