南アフリカW杯 / 2010年07月09日


スペインが決勝に初進出


南ア・ワールドカップ旅日誌(29)
7月7日(水)

準決勝 第2日
スペイン 1対0 ドイツ
(ダーバン競技場)

◇ダーバンへの移動
 前夜、ケープタウンでの準決勝が終わったあと、2時間半ほど競技場のメディアセンターで仕事をして、メディアバスで空港にもっとも近いメディアホテルまで行く。そこに宿泊しているわけではないが、ホテルのバーでビールを飲んで時間をつぶし、午前3時過ぎ、タクシーを呼んで空港へ。午前5時発の早朝便でダーバンへ飛んだ。深夜のホテルのバーにも、早朝の空港ロビーにも、同じようなことをしているメディア仲間がおおぜいいた。
 準決勝を2日続けて、別の都市で行うのはテレビ中継の都合だが、2試合とも現場で見ようとすると移動がたいへん。飛行機の便がなかなかとれない。深夜便でヨハネスブルグへ飛び、ヨハネスブルグの別の飛行場へタクシーで行って、ダーバン行きの早朝便を捕まえようとしている仲間もいた。準決勝2試合を、同じ日に別の都市でやって、両方は見られないようにしたほうが、いっそ、いいと思う。

◇「ベッケンバウアーが欲しい」
 2日目の準決勝は、スペインがドイツを1対0で破り、はじめてワールドカップの決勝に進出した。力強い守りのドイツ、多彩なパス攻撃のスペインと、同じ欧州勢だがスタイルの違うチームの対決で、その点では興味深かった。
 ドイツは、むかしながらの基本に忠実なプレーだが、中盤ではスペインのテクニックを止めきれず守りに追われた。守備ラインのメルテザッカーがカバーリングに奮戦した。しかし攻め手はほとんどない。「ベッケンバウアーが欲しいな」と思う。
 スペインはすばやいテクニックとパスで攻めるが、とどめを刺す力がない。シュート13本を放ったが、ゴールの枠を外したのが多い。後半28分の1点はコーナーキックからディフェンダーのプジョルのヘディング。華麗な攻めが実を結んだものではなかった。
 決勝はともに初優勝を狙うチームの対決。その意味では歴史的な大会になった。


ダーバン競技場の記者席。準決勝では大幅に拡張されていた。

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