サッカー日誌 / 2012年06月28日


サッカー協会の新体制(2)


大仁新会長、当面の課題

日本サッカー協会評議員会
(6月24日 JFAハウス)

★前会長の引き継ぎ事項
 日本サッカー協会の大仁邦弥新会長は、これから何をするべきだろうか?
 小倉純二前会長は、次の4つの課題を引き継いだという。
 1.ブラジルW杯出場権獲得をめざす男子日本代表の強化。
 2.女子サッカーの拡大強化。
 3.東日本大震災の被災地支援。
 4.公益財団法人としての組織整備。
 この4つは小倉前会長のもとで、すでにスタートしていることである。これを引き継いで実行していくのは当たり前だろう。
 1と4は大仁新会長が副会長として担当していた仕事である。

★新会長、当面の課題
 大仁新会長はこの4項目に次の項目を重点課題として加えた。
 1.年間日程の検討(Jリーグのシーズンの問題)
 2.協会とJリーグの技術委員会の統合。
 3.東京に協会のトレーニングセンターを作る。
 これらは、以前からサッカー界で話題になっていて解決策が見つかっていないテーマである。新しい課題ではなく、新会長の目の前に転がっている「当面の課題」だと言っていい。
 以前から話題になっていて解決していないのは、いろいろ難しい問題があるからである。目の前に転がっているからといって安易に拾い上げてもらっては困る。

★Jリーグ秋春制の問題
 シーズンの問題は、とくに慎重に考えてもらいたい。
 大仁新会長は「(Jリーグの)秋春制を検討するということではなく、日本のサッカー全体にとって、どの時期に試合をするのがいいかを考えたい」と慎重な言い回しをしていた。その言葉通りであって欲しい。
 日本代表チーム強化が最優先で、そのために「Jリーグのシーズンを西ヨーロッパに合わせるべきだ」というような短絡した言説がまかり通っている。この考えは間違っている。
 日本サッカー協会の最優先の課題は、代表チームの強化ではなく、日本のサッカー全体をどうすればいいかである。


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