サッカー日誌 / 2016年08月14日


リオ五輪、テレビ観戦記(2)


体操のチームワークとは?

大会第4日 体操男子団体決勝
(8月8日、オリンピック・アリーナ)
 
★3大会ぶりの金メダル
 リオデジャネイロ・オリンピックの序盤戦で、もっとも感動したのは、体操男子団体の金メダルである。
 エースの内村航平選手は、オリンピックで数々のメダルを取ってきたが、男子団体の金メダルだけがなかった。
 男子団体の金メダルを取るのが「悲願」だったという。
 今回のリオデジャネイロ・オリンピックで、男子団体に日本が3大会ぶりに優勝し、内村選手の「悲願」はかなえられた。
 マスコミの報道では、日本男子体操チームの「他の4人」が「内村の思い」にこたえて「一つになって」生まれた金メダルだという。
 マスコミの書きたてる「美談」にケチをつける気持ちはない。
 「他の4人」が「内村さんの悲願のために」という気持ちで演技したのは、本当だろう。
 すばらしい。

★内村選手の「悲願」に応える
 しかし、その「チームワーク」が、具体的に、どのように表れたのかは、理解できなかった。
 サッカーであれば、もっともすぐれたテクニックを持つストライカーを生かすために、自分でシュートしないでパスすることはある。
 しかし体操では演技するのは一人一人、べつべつである。
 内村選手に合わせて、他の選手が特別の演技をすることは想像できない。
 体操の「チームワーク」は、技術、戦術的な問題ではなく、精神的な問題だろうと想像した。
 とはいえ、選手たちは「内村選手の悲願」がなくても、それぞれが、ベストの演技を心がけるはずである。
 個人競技である体操のチームワークが、どんなふうに発揮されたのかは、新聞やテレビを通じては理解できなかった。

★予選のミスの原因は?
 体操男子団体は、2日前の予選では日本はミスが多く4位だった。
 予選の得点が決勝に持ち越されるわけではないので、予選で成績が悪くても、決勝進出ができさえすれば問題はない。
 内村選手は「予選のミスの原因はわかっているので、決勝では心配ない」と語っていたという。
 それでは、予選のときのミスの原因は何だったのか?
 決勝が終わったあとに、それを明らかにしてもらえるだろうと思っていたが、ぼくの見たかぎりでは、その点に触れた報道はなかった。
 男子団体の金メダルは、みごとだった。
 しかし、ぼくには、二つの疑問が残った。
 体操のチームワークとは何か?
 予選のミスの原因は何か?
 どなたかに、ご教示いただければと思う。


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