サッカー日誌 / 2014年06月25日


ブラジル・ワールドカップ旅日誌(8)


6月15日(日) ナタール
E組 スイス 2対1 エクアドル(ブラジリア)
E組 フランス 3対1 ホンジュラス(ポルトアレグレ)
F組 アルゼンチン 2対1 ボスニアヘルツェゴビナ(リオデジャネイロ)  

FIFAファンフェスタの運営

★試合のない日は休み?
 ワールドカップの試合が行われているブラジルの12都市で「FIFAファンフェスタ」が開かれている。
 町の大きな広場などに巨大なスクリーンを建て、パブリック・ビューイングの会場にするとともに催しものの舞台や食べ物、飲み物の屋台を出して、お祭り騒ぎをしながら、みんなで試合を楽しむ趣向である。
 6月15日には、ぼくたちが根拠地にしているナタール周辺では試合がなかったので、他の地方の試合をファンフェスタで見ようと「ビバ!ハウス」の住民全員で出かけた。
 ナタールのファンフェスタの会場は、海水浴場が連なる海岸に設けられている。
 ところが、タクシーで乗り付けてみると、入り口が柵で閉じられている。「試合のない日は休みです」という。
 地元での試合も、ブラジルの試合もない。しかし、ほかの地方では試合がある。それを見たいと思ったのだが、しかたがない。
 美しい海岸を散歩して市内のショッピングセンターに寄って帰った。

★FIFA主催で地元の意欲減退?
 ファンフェスタは入場券を手に入れられなかった人びとにも楽しんでもらおうという趣旨とともに、地元開催以外の試合も、みんなで楽しもうという目的で始まったものである。
 それが「試合のない日は休み」というのでは意義半減である。本当は大雨で機器が壊れたため休んだという話をあとで聞いた。
 ファンフェスタが始まったのは2006年ドイツ大会のときで、大会組織委員会会長だったベッケンバウアーのアイデアだった。ドイツ国内でのパブリック・ビューイングの権利をFIFAから買い取って実施したということだった。
 ドイツでは毎日、各地の試合を上映した。だから国内で長い移動をしなくても、また入場券が手に入らなくても、1都市に滞在して全試合を、お祭り騒ぎとともに楽しむことができた。
 それをナタールで体験できなかったのは残念だ。
 

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