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サッカー日誌 / 2014年06月21日


ブラジル・ワールドカップ旅日誌(5)


6月12日(水) サンパウロ
A組 ブラジル 3対1 クロアチア
ブラジル、危なげない開幕勝利

★コンディション作りの難しさ
 ブラジルは開幕試合で、苦しい場面がありながらも危なげなく勝った。地元開催で優勝をめざす立場として、いいスタートである。
 ワールドカップは、5週間にわたる長丁場である。優勝するチームは、その間に7試合をしなければならない。その間、ずっとトップ・コンディションを続けることは、できない相談だから、どこかにピークを持っていくようにチーム作りをする。優勝をねらうチームの多くは準決勝にピークを持っていくように調整する。
 準決勝に勝てば決勝戦は勢いで戦う。毎回、優勝を期待しているブラジルのサポーターでも決勝戦に進出すれば、まずは、その結果を認めてくれるだろう。
 準決勝を目標にしたために調整十分でない早い段階で敗れることもあり得るが、優勝できないのなら、どの段階で敗退しても同じことである。

★ネイマールが2得点
 今回のブラジルは、その点では難しい立場にあった。
 地元開催で、ほとんどすべての国民が、すべての試合に勝利を求めている。とくに開幕試合には勝って大会を盛り上げなければならない。
 グループリーグの組み合わせは、ブラジルの力からみれば、それほど難しくない相手だが、そういうチームは第1戦にコンディションのピークをもってくる。手抜きをすると足をすくわれかねない。
 しかし、開幕試合の戦いぶりをみると、スコラリ監督は、地元開催の特別のワールドカップに「普段着」で臨んだようだった。
 ブラジルの選手たちの動きは少なかった。チームとしてのまとまりも、いま一つだった。
 前半12分にオウンゴールでリードを許した。しかしネイマールの2得点で逆転。危なげはなかった。
 優勝の可能性は、十分に大きいと思った。


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