サッカー日誌 / 2014年06月17日


ブラジル・ワールドカップ旅日誌(4)


6月11日(火) サンパウロ

開幕前日も仕上げ工事
運営はスムーズなスタート

★コリンチャンズのスタジアム
 開幕前日。
 ワールドカップオ取材記者カード(AD)を受け取るためにサンパウロ・スタジアムに出かけた。市の中心部から地下鉄で20~30分。
 地下鉄は市街地を出ると地上に出る。
 窓からスタジアムが見えると隣に座っていた青年が自慢げに「コリンチャンズのスタジアムだ」と話しかけてきた。
 サンパウロの人気クラブ「コリンチャンズ」は、これまで専用のスタジアムを持っていなかった。ワールドカップを機会に政府の援助を得て新スタジアムを建設し、開幕試合の会
場に選ばれた。
 青年に「ワールドカップのスタジアムだよね」と聞き返すと「コリンチャンズのだ」と繰り返した。
 サンパウロの大衆にとっては、ワールドカップよりも、自分たちがサポートしているクラブのほうが関心事らしい。

★ボランティアの仕事ぶり
 駅名は「コリンチャンズ・イタケロン」に変わっていた。
 工事の遅れで開幕に間に合わないのではと言われていたが心配されていたスタンドもやっと出来上がったようだ。しかし、周りのペンキ塗りなどをまだ行っていた。
 ADカードの発給手続きはスムーズだった。
 旅券とFIFAの承認書を見せ、顔写真をとり、窓口で出来上がったカードを受け取る。行列はできていたが、流れ作業がスムーズだった。ボランティアの仕事ぶりも、親切でてきぱきしていた。20分ほどで首から記者証をぶらさげることができた。
 「建設工事もこの調子でやればよかったのに」と思う。
 ブラジル国民は無能でもなく、怠け者でもない。工事が遅れたのは、ブラジル国民のせいではなく、政治家たちの利権漁りのせいだ、という説は本当だろうと思った。
 大会の運営は、きちんと行われるだろう。


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