サッカー日誌 / 2014年06月15日


お祭り気分は影もなし


ブラジル・ワールドカップ旅日誌(2)
6月9日(火) ドーハ-サンパウロ

地下鉄ストがお出迎え

★W杯関係の乗客がいない
 成田からドーハ経由でサンパウロまで行くカタール航空の乗客には、ワールドカップのために行くらしい人は見かけなかった。これまでの大会では、いつもサポーターや取材に行くマスコミ関係者と乗り合わせていたのだが、今回はワールドカップの影もなかった。
 サンパウロ空港に着いたらライター仲間の田村修一さんにばったり会った。アムステルダム経由で来たという。
 ブラジルは日本からは地球の反対側だから、欧州経由でも中東経由でも距離も所要時間も航空運賃も大差はない。
 田村さんは欧州経由を選んだのである。
 田村さんが乗ったオランダ航空はオランダのサポーターでいっぱいだったという。
 カタール航空にワールドカップの影もなかったのは、日本からブラジルに行くのに、中東経由を選ぶ人は少なかったためだろうか?

★空港から市内へ大渋滞
 サンパウロ空港から市内まで、田村さんといっしょにタクシーに乗った。あらかじめ空港のタクシー案内所で行く先を告げて切符を買う。市内中心部のホテルまで130レアル(約6500円)。一人あたり3250円。安い。この方式だと悪徳タクシーに法外な料金を取られる心配はない。
 ところが、動き出したとたんに大渋滞に巻き込まれた。車は尺取虫のように少しずつしか進まない。
 空港エリアを出るまで約1時間。これで、ほっとしたが、市内に入ったら、また大渋滞。ふつうは1時間で着くところを4時間近くかかった。
 あとで知ったのだが、この日は地下鉄がストライキで動かなかったため、ふだんの渋滞に輪が掛かったのだった。
 ワールドカップ開幕で強気に出られない当局の足元を見てストを打つ。「サッカー王国」ブラジルとは思えない出来事である。


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