サッカー日誌 / 2014年06月05日


W杯直前の準備試合(中) 


組み合わせの選択肢を広げる起用
日本代表 3対1 コスタリカ代表
(6月2日 米国フロリダ州タンパ=NHK総合)

★今野を左サイドバック
 日本代表チームはブラジル入りする前に米国フロリダ州で2試合をする。
 その第1戦、コスタリカとの試合の先発メンバーで、ザッケローニ監督は三つの新しい試みをした。
 一つはディフェンス・ラインの左サイドに今野を起用したことである。今野はサイドバックの経験もあるが、所属のガンバ大阪では主として中盤でプレーしている。日本代表ではセンターバックで起用されてきた。その今野をサイドバックに入れたのは、長友がケガなどで使えなくなったときの対策として試したのだろう。この日、長友の控えの酒井高徳は右膝痛だった。本番で長友、酒井がともにケガというケースが起きるかもしれない。
 しかし、この日の試合では今野の左サイドはうまくいかなかった。前半31分の失点は、今野がマークしていたルイスに決められたものだった。

★大久保を前線の右サイドに
 新しい試みの二つ目は、中盤に青山と山口を並べたことである。ここは遠藤と長谷部の定位置だった。この日、長谷部は脚の張りで大事をとり、遠藤は後半から登場した。故障者が出た場合の対策の選択肢を広げるとともに、青山と山口に国際試合の経験を積ませる狙いである。
 新しい試みの三つ目は、大久保を前線の右サイドに使ったことである。大久保はワントップ要員として、あるいは決勝点狙いのスーパーサブとして加えられたのだろうと思っていたが、岡崎あるいは香川に代わって起用することも、ザッケローニ監督は想定しているようだ。
 大久保は積極的にシュートを試み、ダイナミックに攻め込み、あるいはトップの大迫にいいパスを出した。最後の段階で代表に加えたサプライジングは正解だったようだ。
 こうしてみると、三つの試みは、故障者が出ることを想定しての対策であり、23人のなかでの組み合わせの選択肢を広げるためのものだったことが分かる。

★反則による守りが心配
 日本は後半に3点をあげて逆転勝ちした。
 相手の動きが落ちたところへ、日本の後半から出場した選手がからんで挙げた3点である。
 ワールドカップ本番のための準備試合だから結果は重要ではないが、いろいろな形の攻めができたのはよかったし、逆転勝ちは選手たちの気分にも、いい影響を与えただろう。
 心配なこともあった。
 中盤で相手の攻めを反則で止める場面が多かったことである。フリーキックを与えると相手に日本のゴール前へ攻め手を集める時間を与えることになる。ワールドカップ・クラスの相手にフリーキックを与えるのは致命傷になりかねない。
 反則をしないでボールを奪えば逆襲速攻につなぐことができる。連係でボールを奪う守りを心がけるべきだと思った。


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