サッカー日誌 / 2014年06月04日


W杯直前の準備試合(上)


壮行試合のザック用兵
日本代表 1対0 キプロス代表
(5月27日 埼玉スタジアム)

★サポーターとともに喜びを
 日本代表チームがブラジル・ワールドカップに出発する前の日本での最後の試合が出発2日前に行われた。
 ザッケローニ監督は、この試合の位置づけについて、いろいろ説明をしている。その中に、こんな言葉があった。
 「日本での最後の試合で、日本のサポーターとともに喜びを分かち合いたかった」
 ザッケローニ監督は、いろいろな目配り、気配りをしていると改めて感心した。
 この試合は、ブラジル入りするまでに行う3つの準備試合の1つである。選手の状態を整え、チームをまとめていく途中の試合だから、結果や内容は必ずしも重要ではない。
 しかし、埼玉スタジアムに満員(58,564人)の大観衆を集めた「壮行試合」である。いい内容の試合を見てもらい、いい結果を出してサポーターの声援に報い、気持ちよく送り出してもらうことも考えなければならない。

★壮行と準備の両立
 壮行試合と準備試合を両立させるために、ザッケローニ監督は、メンバー起用に工夫をした。
 先発には、これまでチームの主軸として使ってきたメンバーを主として入れた。川島、内田、遠藤、本田、香川などである。「ウォーミングアップの試合でも、まともに勝利を目指す」というサポーターへのサインである。
 一方で、ひとりひとりのプレーヤーの使い方は選手交代で変化をつけた。
 本田と香川は90分間、フルに使った。欧州での所属チ-ムでは出番が少なかったので、試合のカンを取り戻させるためだという説明だった。それと同時に「今回の攻撃の主力は、この二人ですよ」とサポーターに示す意味があった。
 故障上がりの内田、吉田、長谷部は前半まで、あるいは後半から使った。無理をしてケガが再発しないように配慮したのである。

★ワントップは柿谷、大久保
 注目のワントップには、柿谷を先発で起用し、後半12分に大久保を交代で出した。
 ワントップ候補は大迫を加えて3人いるが、大迫は3月5日のニュージーランドとの試合で使ったので、今回は他の2人を試したのである。
 こういう用兵の目的あるいは狙いを、ザッケローニ監督は記者会見で丁寧に説明する。筋が通っていて分かりやすい。
 キプロスとの試合は、前半43分の内田のゴールで日本が1対0で勝った。
 結果はまずまずだったのだが、ボール支配率は62.7%、シュート数は18対2と圧倒しながら1得点に止まった内容はもの足りなかった。体力作りを主とした指宿合宿の疲れのせいで体のキレが悪かったためかもしれない。


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