目が覚めるととてもやさしい鐘の音が聞こえています。
それは朝霧を通って、清冽な響きを残しつつ、わたしの中へと入ってきます。
わたしは寝床から動かずに、目をつぶってその音を感じているのです。
とてもやさしい響きがわたしの心へしみ込んできて、あたたかなものが胸の中に広がっていきます。
鐘の音は大きすぎず、途切れることなく、心地いい響きのままで続いているのです。
朝の清い空気の中で、なににはばまれることなくわたしのもとへと届いてくるのです。
隣の寝床にもう人の気配はありません。
この部屋にもうわたししかいない。
窓のカーテンは開けられていて、肌寒い中にも明るみが感じられます。
寝床のぬくもりの中で、わたしはじっと清い鐘の音に耳を澄ましているのです。
静かに息をして、音の安らぎを全身に広げようとしています。
目をつぶったまま、頭を働かせることなく、時の流れは二の次です。
ただ、響いてくる鐘の音に心をむけています。
朝の明るみ。しいんとした空気。やわらかい鐘の音。
目をつぶって、わたしは自然に手を合わせています。
彼方の愛と一緒にいられる感じ。
とても素直で、自然と喜びがわいてくるのです。
子供の頃には味わっていた感覚。
鐘の音はわたしの耳にまだ届いています。
やがて、ゆっくりと扉の開く音がして、わたしの名前が呼ばれます。
目を開いたわたしの前にやさしい笑顔。
わたしもゆっくりと微笑みます。
まだ朝霧が晴れていないのか、なぜか部屋の中にまでやわらかな日ざしと朝霧の感じが広がっている。
一日のはじまりとしてはとても充足した気持ち。
ふと気づくと鐘の音は聞こえません。でも、わたしの前にいる人がやさしい言葉をかけてくれます。
心の明るみは留まったまま。
静かな朝に、窓の向こうの木々の間から白い鳩が空へ羽ばたいていきました。
わたしにはその光景がはっきり見えたのです。
その鳩がわたしになにかをもたらしにきた。そんな不思議な感覚を残して、鳩は空へと羽ばたいていきました。
わたしの一日はこうしてはじまったのです。
それは朝霧を通って、清冽な響きを残しつつ、わたしの中へと入ってきます。
わたしは寝床から動かずに、目をつぶってその音を感じているのです。
とてもやさしい響きがわたしの心へしみ込んできて、あたたかなものが胸の中に広がっていきます。
鐘の音は大きすぎず、途切れることなく、心地いい響きのままで続いているのです。
朝の清い空気の中で、なににはばまれることなくわたしのもとへと届いてくるのです。
隣の寝床にもう人の気配はありません。
この部屋にもうわたししかいない。
窓のカーテンは開けられていて、肌寒い中にも明るみが感じられます。
寝床のぬくもりの中で、わたしはじっと清い鐘の音に耳を澄ましているのです。
静かに息をして、音の安らぎを全身に広げようとしています。
目をつぶったまま、頭を働かせることなく、時の流れは二の次です。
ただ、響いてくる鐘の音に心をむけています。
朝の明るみ。しいんとした空気。やわらかい鐘の音。
目をつぶって、わたしは自然に手を合わせています。
彼方の愛と一緒にいられる感じ。
とても素直で、自然と喜びがわいてくるのです。
子供の頃には味わっていた感覚。
鐘の音はわたしの耳にまだ届いています。
やがて、ゆっくりと扉の開く音がして、わたしの名前が呼ばれます。
目を開いたわたしの前にやさしい笑顔。
わたしもゆっくりと微笑みます。
まだ朝霧が晴れていないのか、なぜか部屋の中にまでやわらかな日ざしと朝霧の感じが広がっている。
一日のはじまりとしてはとても充足した気持ち。
ふと気づくと鐘の音は聞こえません。でも、わたしの前にいる人がやさしい言葉をかけてくれます。
心の明るみは留まったまま。
静かな朝に、窓の向こうの木々の間から白い鳩が空へ羽ばたいていきました。
わたしにはその光景がはっきり見えたのです。
その鳩がわたしになにかをもたらしにきた。そんな不思議な感覚を残して、鳩は空へと羽ばたいていきました。
わたしの一日はこうしてはじまったのです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます