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愛の扉をひらき

2009-08-04 | poem
冷たい世界があなたの心まで凍らせようとしている。
目に見えるもの。耳に聞こえるもの。感覚で受けるもの。そのほとんどは愛のない冷たいものばかり。
世界はこんなものだと冷たい目を人々にむけて、乾いた気持ちや傷つける言葉を投げつけようとしている。
ただ、あなたがどんなことをしようとも、心はいつも冷静であなたに信号を送ってくれる。
満たされない思いや破壊に起因する不快感。愛の枯渇による乾いた気持ちなど。
そこでふと立ち止まってみては? 自らのおかれている状況をもう一度よく把握するために。
いろんな思いがあるでしょう。あなたはいつもベストをつくし生きている。
ただ、そこで立ち止まり、冷静にまわりを見つめてみましょう。
今ある世界が、このような生き方が、はたしてあなたの生き行うことなのかということを。

あなたはほんの愛の入口にさしかかったところだということを知りましょう。扉は愛へと行く扉。
その扉の前で、例えるならあたたかな家に入りきれない、厳しい冬空の下、あたたかさを待つ旅人のように。
世界が冷たいのではないのです。寒さや吹雪がいつまでも続いているわけではない。
ただ、今ここで寒い状況にあるということ。そこにあなたにとっての意味があるのです。
愛の扉はあなたの前に用意されている。その扉をあけて、中に入るためには。
この世界を、意味深いこの状況を、愛の家から眺めるには。
あなたの前にある扉をあけて、家の中から世界を見届けていくこと。それこそあなたに用意されているこれからの道なのです。

寒い冬空の下、旅人には自らが思っている以上の予期しない事柄が訪れる。
しかし、その物事のひとつひとつに後からの心の実りがあることを忘れないように。
やけにならず、自らの思う以上の困難がこれから立ちはだかったとしても、それを越えたところにはさらなる喜びが愛が用意されているから。
今、寒い中で失望に負けることなく、愛の扉を開けて中に入っていかれんことを。
愛の家から、この世界の動向を見届けていく。
時期がくればまたあなたに用意されている出来事がある。
すべてはあなたの祝福のためにあるということを。
旅の途中で、気持ちが萎えかけていたとしても。この昔から約束事を決して忘れないように。