KAORU♪の「気ままなダイアリー」

KAORU♪が見つけたステキな風景、出会ったおもしろいできごと、おいしい料理などを“気が向いた時”にご紹介します。

★「ところてん」は何味で食べる?

2005年06月22日 | KAORUの好きなものギャラリー
【右:黒みつ&左:酢醤油】

分析好き、アンケート好きの私は思いつくと
ねぇねぇ、これはどんな風にしてる?、どう思う?
などと意味もなく尋ね回っている。

いつもある程度聞きまわると満足し、
別のことに興味が湧くのだ。

短なるリサーチ好きなのだが、
これがなにか大いに役に立ったこともない。
かといって周りから迷惑がられたこともない。たぶん。

最近のテーマは
「ところてんは何味で食べる?」というたわいもない質問だ。
ハワイ行きのメンバーが全国にまたがっていたため
空港の待ち時間の間に暇つぶしに尋ねてみた。

我が両親は大阪出身のため、当然我が家は子どもの頃から
「黒みつ」。
この世にはそれしか存在しないと疑うこともせず、
そういえば高校生の頃に甘味やさんのショーウィンドーで見たことがあったが
酢醤油味は同一品だという思考回路がつながらなかった。

そうそう、小学生の頃。
父が海好きで週末ごとに千葉の海に潜りに行ったり、
釣に行ったりして海の幸が豊富だった我が家は
一時期「天草(てんぐさ)」に凝りまくり、
家中に天草が干してあった。
品川の家なのにいつも磯の香りが溢れ返っているのである。

天日で干してなにやらグツグツ煮込んで、
漉しながらバットにあけて冷蔵庫で冷やす、
というような作業を母がせっせと繰り返していたような記憶がある。
ところてんというより、ゴロゴロと3cm角ぐらいに
カットされているので、まったくの別物のようである。
市販品より海藻の味がしっかり残っていた。

そして磯の香り、というよりは磯臭くてむせ返りそうになっていた。
お父さん、またこんなに天草持って帰ってきたの?
ところてんはもう食べたくないよ…。
 
天日干しだらけの部屋にたたずみ、
子どもながらにそう心の中でつぶやいていた。

ところてんは黒みつしか知らなかった私を
東京味に開眼させてくれたのは
井の頭公園の池のほとりにあるお茶屋さん。
磯臭さを酢醤油が消し去り、
青海苔が上品な海の香りを醸し出している。

私が求めていたのは、こういう味なのだ。
磯の味覚を黒みつでごまかすのではなく、おかずのような一品。
あんみつのように甘いんだったら徹底的に甘くしてほしい。

そんな結論にたった今、到達した。

私の見解はさておきリサーチ結果!

関東は「酢醤油&からし&青海苔」
そして東北地方、長野も酢醤油ベース。
からしや青海苔は入れないようである。

関西は「黒みつ」をベースに、九州も甘い味付け。

面白かったのが、愛知県。
酢醤油に甘い味(黒みつを入れるかどうかは不明)なのだそうだ。

つまり、関西と関東がほどよくMIXされた味のようだ。

愛知県は「ところてん」ひとつとっても
日本文化の交流スポットなのだと改めて思う。

旅をした時の楽しみがまたひとつ増えた。
旅先でどんな味に出会えるのだろう。

もちろんお住まいの「ところてん情報」大募集である。

…そしてせっかくだからカメラに収めようと
コンビニに買いに走ったところ、
「えっ?…ところてんですか…。ただ今入荷が難しいんですよね。
すみません、売り切れです。」と困ったように返答された。
別の店でも「う~ん、あるかな?」と困惑気味。

どうしたの?糖尿病?高血圧?ダイエット?

TVの影響はやはり強力だ。
いつまで続くか不明だがひとまず今、旬のヒット商品のようである。
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