1日講習・全国出張!職長教育・安全衛生責任者教育ブログ

全国を渡り歩き、職長教育・安全衛生責任者教育を1日講習で行う愛知のRSTトレーナー。

作業方法の改善 その5

2018-02-02 13:00:32 | 日記
まとめ

① いつも問題意識を持ち、職場の意見にもよく耳を傾け、問題点の発見に心がける。
② 問題のある作業があることに気付いたら、4段階法を使って改善する。
③ 作業を手順ごとに分解するときに、その手順を進めるための条件を
  たくさん拾うように心がける。
④ 改善案をつくるときは、関係者全員に参加してもらうよう努力する。
⑤ 改善案がまとまったら、上司の承認をもらい、関係者によく相談して実施に移す

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作業方法の改善 その4

2018-02-02 10:00:24 | 日記
2. 改善を進めるための4段階法

(3)各段階ごとの説明




この2つの段階で浮かんだ着想は、直ちに作業分解シートの着想の欄に記入をする。
このように説明をしていると、現場の作業をよく知っている職長の皆様は
「このような面倒なことをしなくとも、すぐに着想が思い浮かぶ」と思われるかもしれません。

しかし、第1段階で作業を分解して、一つひとつの手順ごとに手順を進めるための条件を
もれなく拾いだすことで問題点が明確となっていき、誤りのない改善案をつくることができて、
次の第4段階で新しい方法を実施に移すときに説得力のある説明ができるでしょう。


第4段階 新しい方法を実施する
改善案をつくったら、すぐに実施したくなるが、まずは、関係者たち全員を納得をさせ、
完全確保、品質・能率の向上という改善の目的を達成するためには、
次に示す手順を踏まなければならない。

ア 関係者の了承を得る。
  その作業に直接携わる作業者はもちろんのことではあるが、
  前後の工程で影響のある職場の人達、あるいは設備の保全担当者などすべての関係者に了承を得ておく。

イ 新しい方法を上司に説明をして、承認を求める。
  そのためにも、新しい方法による利点を分解シートを利用して、明快な説明をする。
  また、新しい方法による作業手順書なども準備しておく必要がある。

ウ 新しい方法を作業者に納得させる
  これまでのやり方が一番良い作業方法だと考えている作業者に、
  新しい方法を納得させるためには、それだけの努力が必要である。

エ 新しい方法を仕事に移す
  関係者全員の納得を得て実施に移したら、その成果を定量的に把握をして
  機会をみて全員に説明をする。


これらの4段階法、すなわち
①現状把握
②問題点の摘出
③改善案の樹立
④対策の実施

はすべての部門でも問題解決に適用できる手法であって、
これらを習得したならば職場のすべての問題解決が可能となると思われる。

作業改善の一例を下図に示す。



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