晴れたら山へ

写真を中心にした山登り、沢登りのブログです

思い出の山 原生花園と知床硫黄山 2001年7月10日

2022-06-01 12:17:11 | ハイキング
展望台より硫黄山


期日 : 2001年7月10日
日程及びコースタイム
 女満別空港9:40~10:00=小清水原生花園10:40~11:00=硫黄山登山口(昼食)12:30~13:00(250m) 
 
 硫黄山登山口13:00―硫黄採掘跡地13:27―新噴火口最上部13:57―沢への下り口14:30~35(標高970m 引き返す。頂上
 まで16:35の予測)―新噴火口最上部14:57―硫黄採掘跡地15:18―登山口15:35

 登山口=カムイワッカの滝登り口16:00(300m)―カムイワッカの滝16:20~55(370m)―滝登り口17:15=知床五湖17:20~50=民宿グリーン知床 18:11
              所要時間 登り1:30 下り1:05、標高差720m

記録
 梅雨を避けて北海道の山に登る。高山植物もきっときれいだろうと期待。出発が遅かったため羽田空港に着いたのが15分前の7時40分。しかもJASのカウンターは京急から離れているのであせる。重い荷物を背負いながら走ってようやく十分前にチェックイン。ほっとする。窓側の席が取れたけど、どこを飛んでいるのかわからなかったが女満別空港に着陸する際、空に尖った頂上を突き出している斜里岳がわかった。着いてすぐにレンタカー、プラッツ1.3Lを借りる。走行距離1990kmのピカピカの新車。8000円/日と安い。
小清水原生花園を見るため少し遠回りであるが網走を回って244号線を通り知床に行く。車が少なくなんとなくアメリカのバッファローの雰囲気。天気がよく、海岸に出ると斜里岳がみえた。しかもエゾセンテイカ、ハマナス、エゾカワラナデシコが涛沸湖の湿原に咲いている。空は青いし人も少なく気分がウキウキ。絵になる風景である。道路の左側の草地は、エゾセンテイカなどがズーと咲いている。       
 しばらく行くと小清水原生花園。観光バス、車もまだ少ない。展望台をとおり一周する。


        小清水原生花園から斜里岳 


        エゾセンテイカとスカシユリ


        小清水原生花園


        ハマナス


        小清水原生花園から知床連山(天覧ヶ丘展望台より)



原生花園はまだ見たいが早めに切り上げて知床へ急ぐ。途中、以(い)久科(くしな)原生花園があったがパス。
 このへんは、海別岳や羅臼岳を始めとする知床連山が海の上に見えてすばらしい。急いでいたため車を止めなかった。宇登呂温泉に着き唯一のコンビニでカツドン弁当を購入しカムイワッカの硫黄山登山口に急ぐ。知床五湖の分岐から砂利道になり、軽自動車の後について行く。カムイワッカ展望台についたのは予定より30分遅れの12時30分。食事をして準備を終えたら、1時になってしまった。
 一時間遅れでは頂上まで行って戻ってくるのは難しいので3時まで、できるだけ登ることにして出発。
登山口に、「熊が出ること、帰りは3時までに下山すること、北海道は日が暮れるのが早い」などの注意書きがあったため、頂上まで行けば帰りは暗くなる可能性が高いと判断した。でも天気かすばらしくせっかく来たのだから3時まで登り引き返すことにした。登山道は樹林帯を登ると展望台付近から木がなくなり岩の登り道となる。オホーツク海に遊覧船が走っているのが良く見えた。大きな岩のゴツゴツした道を登っていくと硫黄採取地跡にでた。振り返るとカムイワッカの滝の湯に人が入っているのが見えた。この辺から所々噴気孔があり硫化水素の臭いがする。新噴火口最上部よりまたハイマツなどの樹林帯になり、木の根が出た急な道を登っていく。後のことを考えて30分程行って引き返す事にした。


        展望台から硫黄山


        硫黄採掘跡地


        新噴火口上部よのオホーツク海
 
 ウコンウツギの黄色花が咲いていた。硫黄沢へ少し下るところ(標高 970m)で引き返し、カムイワッカ湯の滝と知床五湖へ行くことにする。下りは写真を撮りながら下ったが一時間で登山口に着いてしまった。残念ながら硫黄山は登れなかった。もう一時間余裕があればよかったのに。


        硫黄沢下降点より引き返す

 知床カムイワッカ湯の滝へ引き返す。カムイワッカ橋のところに車を止めてここから川をさかのぼる。有名になり、なんとレンタルわらじ屋までいた。秘湯ではなくなった湯の滝である。
 水着に着替え、カメラを持ち暖かい川を登っていく。湯が流れている所が滑らず、流れていないところが滑る。若い女性も何人か登っていた。
 滝壷について入ってみる。ちょうど良い湯加減だ。ここから上は右か左に高巻きしないと滝を越せない。くだりが恐いためここまでとする。なかなかの湯加減であるが湯から出ると体がひりひりするため早々に切り上げる。下りはやはり滑りそうで慎重に下るが、ずいぶん早い人もいる。時間があるので知床五湖の写真を撮りに行く。一湖、二湖からの羅臼岳、硫黄山などの知床連山の眺めはすばらしい。空に雲が出てきて青さが足りないが良い写真が取れた。三湖から先は熊が出るため行けなかったが満足して帰る。


        イソツツジとゴゼンタチバナ


        硫黄採掘跡地よりカムイワッカノ滝を望む


        カムイワッカノ滝に入った


        知床五湖展望台より


       知床硫黄山ルート

コメント
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