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週刊文春 2011年7月21日号

2011年10月27日 | 読書日記など
『週刊文春 2011年7月21日号』
   島田真・編/文芸春秋2011年

特集名 東京電力元社員が明かす「ペテン説明会」全手口!



「スクープ 九電「やらせメール」どころじゃない 東京電力元社員が明かす「ペテン説明会」全手口! 国が主催する「公開ヒアリング」。その実態は、東電お手盛りの“出来レース”だった」」 下「」引用。

「今さらこんな騒ぎ、ちゃんちゃらおかしいですよ」
 呆れと怒りを抑えるように、開口一番、東京電力の元社員はそう嘲笑した。
「これで九州電力の社長が辞任というなら、日本の電力会社の社長はほぼ全員辞任です。少なくとも、東京電力の社長はクビになる。この程度の“やらせ”なんて、日常茶飯事です。しかも、東電は国と一緒にやっていましたから」」

「まず“意見陳述人”選びから」 下「」引用。

「-略-政府主催の公開ヒアリングで、電力会社はどんな工作を働いていたのか。冒頭の東電元社員が、詳細な手口を初めて明かした。
「原発の安全審査の前に、原発の立地となる自治体で、経済産業省が主催する第一次公開ヒアリングと、ダブルチェックを目的として、原子力安全委員会が主催する第二次公開ヒアリングがあります。
 まず、地元住民の方々から質問を文書で集め、その中から公開ヒアリングで質問をする“意見陳述人”を選ぶ。電力会社の仕込みはこの段階から始まります」-略-」

「質問も回答も東電社員が用意」 下「」引用。

「-略-こうした公開ヒアリングの陳述人の比率が、反対派と推進派で三対七くらいになるようにしていました」

癒着システム。下「」引用。

「さらに問題なのは、政府も一体となって仕込みの演出を行っていたことだ。
 やらせの“舞台”は第二次ヒアリングに移る。
 原発の安全性を二重にチェックするため、原子力の専門家である原子力安全委員会が調査・審議を行う。その際、改めて地元住民への第二次公開ヒアリングが行われる。これは、住民からの質問に、経産省が答えるもので、東電は一切、介在できない。
 ところが実際には、介在しないどころか、この第二次ヒアリングの裏方作業を、東電がすべて丸抱えでやっていたというのだ。
 一九九○年六月三日、新潟県庁講堂で行われた第二次公開ヒアリングを見てみよう。これは柏崎刈羽原発の六、七号機の増設にともなうものだった。
「当時、科学技術庁にあった原子力安全委員会の事務局から東電側に、『人員二人と、二台のワープロを寄こしてくれ』との指示がありました。陳述人の応募をワープロで清書しろというのです。『東芝製じゃなくて、富士通のワープロにしてくれ』という指定もあった。役所のワープロが富士通だからです。
 東電の予算にはワープロの購入が組み込まれていないので、東電は取引のある印刷所に架空発注を行って、富士通のワープロ二台を調達したのです」
 これだけでも、重大なルール違反である。清書作業を担当した東電は、当選この誰がどんな質問をしているのか、すべて把握できるからだ。
 ここから一次ヒアと同じ作業が開始される。反対派の質問数がわかると、東電はそれを上回る推進はの応募を、渉外担当社員に集めさせたのだ。
 それだけではない。通産省(現・経産省)の回答まで、東電があらかじめ用意するのである。
「大変なのは二次ヒアの当日です。壇上の右側に原子力安全委員会の先生たちが座り、左手に通産省が座ります。通産省の役人が住民の質問に回答しなければならないのですが、彼らには原発に関する専門的な知識がないので、その答えも東電が仕込まなければならない。つまり、質問も回答も、両方、東電が考えるのです。この時、通産省が使う、千枚を超えるスライドも東電が製作しました。担当社員は、準備に二カ月かかったとボヤいていました」

カンニング……。下「」引用。

「新潟県庁講堂の二次ヒアリングで、反対派の陳述人が予定外の質問をした。すると、通産省の控室にいた役人は慌てて電話をとった。連絡先は、同じ講堂内に潜んでいる(ルール上は、いてはならないはずの)東電社員の部屋である。
「こんな質問が出たぞ!」
 慌てる役人に、東電社員は「想定問答集の○○ページを見て下さい。スライドはナンバー○○を出して、説明して下さい」と、こと細やかに指示をしたという。」

NHK報道……。下「」引用。

「当時のNHKは〈柏崎・刈羽原発の最後の公開ヒアリング 大きな混乱なく終わる〉として、会場の外では二千五百人が抗議行動を繰り広げ、「まやかしのヒアリングはやめろ!」とシュプレヒコールをあげたが、ヒアリングは混乱なく終わったと伝えている。つまり、東電の仕込みが成功したわけだ。」

「ヒアリング費用も肩代わり」 下「」引用。

「この公開ヒアリングには、会場の設営、警備、過激派対策のバリケード、看板など総額一億円を要したという。原子力安全委員会主催であるにもかかわらず、その費用の大半は東電が負担したのである。
 設営を担当したのは、民主党の小沢一郎議員の妻の実家として知られる新潟の中堅建設会社「福田組」だったが、
「主催の原子力安全委員会の事務局は、『なるべく安い請求書を福田組につくってもらって』と、東電に指示します。実費が一億円なら、請求書は約八百万円。残りの九千二百万円は払いません。東電が建設費とか地域振興費に紛れ込ませて、肩代わりをするのです」
 さすが東電の社内でも、「よくこれで会計検査院にバレないものだ」と不満の声が出たという。-略-」

表沙汰にならず……。下「」引用。

「これまで、こうした実態を問題視した東電社員が、匿名で上層部に告発文を書いたことがあった。また、三年ほど前にはNHKが独自調査をしたこともあったというが、いずれも表沙汰になることはなかった。」

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