あかねさんシリーズ002 男が女de女が男 202 すり替えテクニック!? オカネスキーは若い人たちが書きこむ掲示板が好きである。 「あの通り魔殺人の気持ちがよくわかるという若者がいるのには、驚いたわ。でも、今の若者たちが、ひどい状況にいることがよくわかるわ! それに女は責任があって、仕事に生き、夫子を食わせるなんて社会の規範があるから、それがプレッシャーになっているのね」 テレビでは政治経済を専門とするジャーナリストが話す。 「たしかに格差社会でしょうね。そして自殺者も年間3万人以上が続いていますね。しかし、鬱病がその原因だといいます」 「何を云っているんだね、鬱病の原因が格差社会だろう! これだけ、わんさか患者が増えるんだから……」 と、田辺聖子でも怒る。 「まあ、それはあったとしても、経済が停滞していた時期の自殺者ではなくて、経済がよくなってからの自殺者で、これで経済だけが問題ではないと思います」 「それはそうだろう……、人間の結びつきがあったら、止められるだろう……」 田辺聖子らしいコメントである。自殺する人間がどのような人たちであるかもわかっていない。 「そうでしょう。もっと、人間の結びつきを強めるようにしたらいいんですよ」 とジャーナリスト。 オカネスキーは呆れていた。 「あのね、経済はよくなかったといっても、儲けているのは外資と一部の人たち、一般の人たちはますます貧しくなっている人もいるわ……。格差社会といっておいて、よく言えたものね。とんで茶番談義だったわ」 「そうね、オカネスキーがいう方があっているわね」 「本当! ひどいのがいるのよ! ローラ大統領がイラクで戦争をおこしたのは大義なき戦争よ。罪もない子どもを大勢殺したのよ。それでも、弾劾裁判でさばけなかったら、ローラ大統領が正しいように宣伝しているのよ。これもすり替え、騙しのテクニックよ!」 法がいつも正しいとは限らない……。 「悪法も法なり……。これは、きちんとした法改正をしないといけないわね」 日本では悪法も法ならば、従えと間違って暗記している人もいるが、本当の意味はそうではない。 アメリカの兵士たちが、どんなにひどい戦いをして、彼らを心身ともに傷つけているか……。 そして戦費はあまりにも莫大で、こんなことを2~3年続けていれば、アメリカは破産するという……。 こんなローラ大統領を弾劾できない法律のほうがおかしいのである。アメリカのためにもならないのである……。 --ゆえにリベラルな人たちならば法改正は必要であるというだろう……。 しかし、感情で裁くことができたら、その国はもっとひどいことなるだろう……。 --それは、古今東西の歴史で証明されている。法の支配は大切なことである……。
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