磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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銀座ミツバチ物語-美味しい景観づくりのススメ-

2009年09月18日 | 読書日記など
『銀座ミツバチ物語-美味しい景観づくりのススメ-』
   田中淳夫・著/時事通信出版局2009年

おもしろい話がてんこ盛りという感じの本です。

表紙の裏に書かれてあります。下「」引用。

「銀座ミツバチプロジェクト
2006年春、銀座の周辺で働く有志たちが集まり、ビルの屋上45Mの場所でミツバチを飼うプロジェクトがスタート。ミツバチを飼うプロジェクトがスタート。ミツバチの飼育を通して、都市と自然環境との共生を目指すプロジェクト。採れた蜂蜜は、銀座の技としてバーやスイーツの店、デパートなどで次々に商品となり季節の話題となっている。「銀座ミツバチプロジェクト」ホームページ



殺虫剤とミツバチ……。下「」引用。

「つい先日のこと、羽を上げクルクルと巣箱の周りを歩き回るミツバチが大量に出現しました。最初はどうしたのかわからず、巣箱に入れてあげようと何度もトライしましたが無駄でした。後でわかったことですが、近隣で害虫駆除用の薬がまかれた可能性が大きいと知り、ショックでした。
 薬の目的は他の昆虫であっても、同じ花に向かうミツバチも被爆してしまうのです。よく、「誰よりも早く環境の異変に気づくのが養蜂家」と言われますが、ミツバチを見ていると、本当に周囲の環境に生かされ、その変化を真に受け止めていることがわかるのです。」

環境指標生物。下「」引用。

「環境指標生物であるミツバチが生きられる環境は人間にとっても良い環境です。-略-最盛期を迎える二カ月後には一五万匹以上に。それだけ豊富な蜜源が、豊かな自然環境が、銀座の周りにはあるということです。」

皇居とミツバチ……。下「」引用。

「以前、銀座のミツバチは「皇居から花蜜を頂戴しているロイヤルはニーだ」とうそぶいていたところ、「おまえら皇居から蜜をかすめとっているのか」とたしなめられたことがあります。しかし実際はミツバチの受粉によって自然を守っているのです。二○○七年の初夏、『皇室日記』というテレビ番組の取材で皇居に中にいれていただいたとき、大変貴重な話を伺いました。庭園の管理責任者の方のお話ですが、皇居は在来種などを守るために、農薬は一切使わないそうなのです。ミツバチにとって実に恵まれた環境だということです。中央区も、区民にアレルギーの人が増えていることへの対策として、できるだけ農薬をまかないという話を聞きました。」

スズメバチとミツバチ。下「」引用。

「日本では一般的な認識として、ハチはち刺すものというイメージが強いようですが、攻撃性があるハチはスズメバ。スズメバチはミツバチを襲って、頭と腹を切り取り胸の部分を食べる恐ろしい敵。ときには集団で巣を襲い、短時間で群れを全滅させてしまうこともある天敵です。ミツバチにとって「ハチ」として天敵と一括りに語られるのは迷惑千万。ぜひ、読者の皆さんには、理解を深めていただけるとうれしく思います。英語ではスズメバチはホーネット。軍隊にもたとえられます。対してミツバチはビー。天使や神の使いにたとえられます。言い方もたとえもまったく違うのに、日本では十把一からげ。」

いのち短い。下「」引用。

「ミツバチはせいぜい三○日から四○の命。一匹のミツバチが私たちに与えてくれるハチミツは、スプーンの半分程度だよ」

--さらなる夢。
屋上緑化で、核種作業所や高齢者の人に野菜づくりを手伝ってもらいたいという……。

すばらしいですね。











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