磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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人類に対する挑戦-----原水爆被害写真集-----

2007年12月25日 | 読書日記など
『人類に対する挑戦-原水爆被害写真集-』
   田辺貞夫・編/駿台社・年不明

写真集といっても冊子のように薄いものです。出版された年が書かれてありません。写真の説明もきちんとないのが残念でした。



第五福竜丸の乗組員写真だと思われるものがありました。下「」引用。

「魚影を追つて幾十日、苦しい航海の疲れを一ぺんにふきとばしてくれる大漁の喜びも空しく、“死の灰”は日本人漁夫の上にふつてきた。
 白いサンゴ礁の砂には、人の体を破壊するほどの恐ろしい放射能が附着していた。いまその被害者たちは、日本科学陣の総力をあげての治療もむなしく、容態は刻々と悪化している。」

このキャプションの上に、写真がある。しかし、その写真の説明かどうかも一見してわからない。

アインシュタイン博士の言葉もありました。下「」引用。

「アインシュタイン博士は「もし水爆の爆発がつづけられれば、地球上の空気は放射能で汚染され、生きとし生けるものは亡びるであろう」と警告した。」

--魚屋さんのデモ。
最初から共産主義者だけの運動ではなかった……。
安全な食物を食べさせたい主婦の運動からはじまったと書く人もいる。
魚屋さんも主婦と同じだろうなあー。
いや、ボクもいっしょですね……。



平和はきれいごとではない。生きること、生き延びること……。
そして、殺さないこと、傷つけないこと……。人間らしさを求めること……。
この写真はそう教えてくれないだろうか?

--魚屋さんのデモの写真の右横のスターリンの言葉。
しかし、国連の常任理事国は、すべて核兵器を保持。
そして、常任理事国の国民が死の商人となり、常任理事国は世界を恐怖と暴力で支配し殺戮を繰り返している……。
--それが現実ですね。

田無町議会、ボクの今住んでいるところのことも書かれありました。下「」引用。

「日本や十にまきおこった原子兵器禁止の声
-略-地方議会も、東京都議会、武蔵野市議会、三崎町議会、世田谷区議会、渋谷区議会、田無町議会等々が、それぞれ原爆問題についての決議を行つている。」

世界の声。下「」引用。

「アメリカは四月中旬またも水爆実験をやるといつている。日本、イギリス、オーストリアの良識ある人々は水爆に強く反対している。私は水爆を戦争に使うことを反対するだけでなく、水爆実験に反対である。(ネール首相)」

定価は30円。






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