あかねさんシリーズ002 男が女de女が男 191 あの、メロウ! 「ほら、“ホワイト・タイガー”よ」 二人は入っていく。中にいるのは、ほとんどが女の子。 対戦ゲームをしているのも、女の子。 そのテレビ・ゲームの登場人物も女性の格闘家ばかりで、男性はほとんどいない。 それは、格好いいのよ。 これを、あちらの世界へ持っていったら、女の子たちも熱烈歓迎よ。 だって、宝塚のファンが女性ファンが多いようなものよね。 「ひえー、やった! 三面クリアー」 といっているのも、女の子。 ゲーム・センターから出ると、喫茶店に入る。 喫茶店のなかには男性が多い。 もちろん、ウエイトレスは男。 いいえ、ちがったは、ウエイターは男だわ。 でも、スカートを履いて、高い声をだして、 「いらっしゃいませ。何になさいますか」 と、メニューを差し出す。 この世界に来て、いかに自分が女性として、女らしく教育されていたのかに気づく。 固定観念の中に住んでいたんだと思う。 窓の下に見える。女性は、すごく格好いい。 「あっ、神鳥だわ」 神鳥は茜が街に出たというので、探しているのだ。 あれから、茜から何もいってこないから、気になったのだろう。 後ろにはテレビカメラがついてくる。 「あのー、女郎(メロウ)! どこへ行きやがったんだ」 女郎とは、あの何ですね、わたしたちの世界でいう“野郎!”でしかない。他の意味ではない。反対に野郎は女郎である。こんな言葉にも性の意味があるなんて、驚いたりもする。
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