磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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100できない小一郎ほど

2007年01月30日 | ライト小説
アカネさんシリーズ001
恋のタイムマシーン

十、アンパンじいちゃん



100できない小一郎ほど


「活動理論、離脱理論、どちらにしても理論は理論ですから……。どらちの理論にあう老人でかではなく。この理論がどうその人を幸せにするかが大切と思います」

職員食堂の昼食は、ご飯は食べ放題である。

おかずは食べ放題ではないから、お新香に醤油をかけて、小一郎は二杯目のご飯を食べている。

「食事が終わったら、オセロをしましょうよ。小一郎殿」

「ウグッ!」

小一郎は喉に詰めたらしい。

「どうした。小一郎。何かあわてるようなことがあったのか?」

永山はきく。茜はいう。

「小一郎と前の日曜日、オセロをしたの。小一郎殿は、ヘタッピーで一回も勝たないのよ」

お茶を飲みほした小一郎はいう。

「それは、それは、先輩! お年寄りに華を持たせようと思っただけですよ」

「本当か!」

「よく、いうわ。あきれた!」

「それじゃ、また、オセロをされてはいかがでしょうかね」

と、永山はからかい気味にいう。

「そんなこと、言わないでよ」

「やりましょう! ええ、やりましょう」

茜みたいだな。

声の調子を変えて話している、一人漫才しているみたいだよ。

やりましょう。ええ、なんて、自分でもう答えを決めつけているんだから。

「ははは」

永山は大笑いしている。

「小野さん、お手柔らかにしてやってくださいよ。わたしのかわいい、後輩なんですからね」

「ハハハ、できない小一郎ほど、かわいいってね!」

「ははは……」

職員食堂に笑いがこだまする。








閑話休題

先日、長時間のテレビ番組。

ひどかったですね。

認知症=アルツハイマーだと思っている人が

ほとんどでした。

認知症には大きくわけて、

本当に大きくわけすぎですが、

CVAとアルツハイマーがあります。

その他のこともでたらめが多くて、

あきれていました。

いまだに、高次脳障害を診断できない、

ドクターもいるので、

気をつけてくださいね。

生きるなり 脳卒中からの奇跡の生還









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