磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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戦争と平和の「解剖学」

2006年05月28日 | 読書日記など
『戦争と平和の「解剖学」』
   常本一・著/東方出版2005年、1刷

僕は高校のとき大江健三郎の「ヒロシマ・ノート」を読んでから、
政治と関わりたくないと思いました。
ジョン・レノンにこだわれるのは、ジョン・レノンは右でも左でもなく、
人間だからです。

ジョン・レノンはミック・ジャガーに政治に関わると、
ろくなことはないと助言していました。
でも、知識は必要と思います。



この本は悩むことが多かったです。
納得できないことが多かったです。

それに、
人間より大切な論理なんてあるのでしょうか?

例えば、戦争の定義です。
「戦争とは政治的に組織化された暴力による外部勢力との戦いである」
(国際政治学者猪口邦子)
あの~、内戦はどうなるんでしょうか?

そして、定義をふりかざして、
戦争とレイプをならべる若者は、個人的なものと組織的なものを
一緒にしていると指摘したところで、
組織も人なのですよね???

イラク戦争はブッシュの個人的戦争と表現する
ジャーナリストは間違いではないとも思います。
百パーセントなんて言い切れるわけがないと
私は思いますので、この表現もいいと思います。

どうも批判ばかりが続きました。
まあ、批判したところで、不毛なものは不毛でしょうから、
現実の世界でもこのようなバーチャルな世界でも、
論争したくない人たちです。

広島や長崎のは平和博物館ではなかったと、
一方的にかくのも何だかなあーと思います。
独善すぎませんか?
被爆者の方々の人生などを考慮されておられるのでしょうか?

魚屋なら熱帯魚もおけ!と酔っ払いの
おじさんがいちゃもんを言っているのは
正しいことではないと思います。

僕はこんな思考をする人たちは、
とても平和主義とは思えませんでした。

小さな魚屋から大きな魚屋へというぐらいの
配慮はできないのでしょうか?


まあ、このようなことを書いても不毛ですね。

平和独裁反対と誰かが書いていた表現も、
こういう時は仕方がないと思います。

・アメリカ最大の平和学機構COPRED
・一九六五年に設立された国際平和研究学会(IPRA)
・IPRAの下部組織に、アジア平和研究学会(APRA)

関係団体紹介
国際といっても英語しかありません。
ぼくのようなアホはわかりまへん。(-_-;)


【平和センター】
大坂国際平和センター(ピースおおさか)
[自治体立の平和博物館]
広島長崎沖縄平和祈念資料館川崎市平和館埼玉県平和資料館地球市民かながわプラザ、また、立命館大学が設立した国際平和ミュージアム



平和ぎらいが生まれるのも仕方がないなあーと思う一冊でした。(-_-;)
解剖学なんて勉強したことない人やなあと思いました。

また、自治体が平和といっても、ハコモノ行政したくて
やっているように思えて仕方がない。

広島や長崎、沖縄のようなものなら、
そんなことは勿論思いません。

自治体が平和をつくりだしたいなら、
ハコモノ行政よりも、道路で寝ている
人たちを何とかするべきではないでしょうか?

平和のハコモノはその後でもいいと思います。
人間が大切なのが平和主義と僕は思います。

何のために戦争は起きるのでしょうか?
第二次大戦前には世界恐慌があったことを
あげる方たちもいますよね。






もくじ[平和のための読書]



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