磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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遺贈された生活

2008年02月20日 | 読書日記など
『遺贈された生活』
      越智道雄・著/冬樹社s52年

この本を読んでいると、石原慎太郎や柳美里などの作品を思い出しました。



・毛の囲い地
・遺贈された生活
・幼生生活
・繭の成熟
 の作品収録されています。

どうも残酷なシーンなども、あまりその意味を問わないで進められていきます。

純文学好きの人なら、楽しめるかもしれませんね。

純文学というのも、時代によってかわったそうですね。

今では、芥川龍之介も大衆文学の定義にはいってしまうそうです。

どうも、こういう作品は若いころは読みましたが、今は避けています。

矛盾した表現もそのまま受け入れて、話はすすんでいきます。

若いころは、矛盾も矛盾とは思わず、恋愛もゲームとしか考えなかったり、寂しい悲しいものですね。

「あとがき」に下「」のように書かれてあります。

「「層」旧同人の先輩、夏堀正元、黒井千次、井出孫六、網代浩郎の諸兄、長岡弘芳氏、冬樹社編集長高橋正嗣氏に、心から感謝の意を表したい。私事にわたるが、この書を亡父と老母に捧げたいと思う。」

原爆小文庫をつくられた長岡弘芳の名前があがっていますね。

著者はかなりの本をだされてもいます。

越智道雄の世界








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