磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

鱧男の小説などをUP。環境問題に戦争・原発を!環境問題解決に民主主義は不可欠!

小児科医が診た放射能と子どもたち

2012年04月09日 | 読書日記など
『小児科医が診た放射能と子どもたち わが子からはじまるクレヨンハウス・ブックレット 004』
   山田真・著/クレヨンハウス2011年

図書館の説明文。下「」引用。

「小児科医である著者が、福島で健康相談をして見えてきたこと、低線量被ばく・内部被ばくの危険性などをわかりやすく解説。2011年9月クレヨンハウスで開催の講演「原発とエネルギーを学ぶ朝の教室」に加筆修正し書籍化。」



「朝の教室」 下「」引用。

「そして福島の問題は他人事ではなく、日本に住むすべてのひとの問題であることを、考えてもらいたいと願っています。
 そんなことを思って、あちこちでお話していますが、そのひとつが9月19日朝、クレヨンハウスで「朝の教室」として行われました。その日は午後から明治公園に6万人が集まって脱原発を叫んだのですが、その朝の記録が、このブックレットになったのです。」

ネットワークの人から……。下「」引用。

「いまの福島の状況は、いろんな意味で非常に「悪い」と思います。
 わたしが福島へほ行くことになったのは、5月の半ばくらいに「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」(*1)という市民組織のひとちたちから、「子どもの体調が悪くて不安に思っている親ごさんがたくさんいるので、一度子どもとおかあさんたちを診に来てくれないか」と言われたのがきっかけです。-略-」

風評被害……言ってはいけない。下「」引用。

「話をよく聞いてみると、不安に思ったおあかさんやおとうさんが、近所のかかりつけの医者のところへ行って「不安だ」と言うと、笑い飛ばされるか、「考えすぎだ」と取り合ってもらえず、その不安な状態に対して対応もしてもらえない……ということでした。
 5月の半がくらいはすでに、放射能への不安や心配を口にすると、周囲から「風評被害をあおって福島の評判を落とすだけだから、そういうことを言ってはいけない」と規制される状態があったという訴えも聞きました。そこでわたしは要望に応え、福島の外から医者が行って、健康相談をすることになりました(写真1)。」

「●5月……「福島は大丈夫だ」。放射能不安へのバッシングがはじまる」 下「」引用。

「相談会では、福島にいて、もうこれ以上放射線を浴びたくないと思うけれど、それを口にするとバッシングされる……そんな思いのもたくさん打ち明けられました。
 いつ頃からはわかりませんが、少なくとも5月くらいの段階では「福島は大丈夫だ、安全だ」と、県をあげて言わなければならない感じになっていたようです。6月半ばには、「福島市の学校給食はほとんど福島産の食材を使う」という「地産池消」が大きな声で言われるようになっていました。」

保育園の牛乳。下「」引用。

「学校の食材もそうですし、保育園や幼稚園でもそう。とくに保育園では牛乳が出ます。福島では地元プランドの牛乳が圧倒的に売れているようですが、牛の汚染が話題になりはじめていた頃にもかかわらず、「福島の牛乳は飲ませたくない」と保育園に言うと、すごく怒られた保護者もいたそうです。「ほかの牛乳に変えられないのなら、うちの子には飲ませたくないから牛乳を飲ませないようにしてほしい」と言うと、「それも絶対にできない」と言われる、との声もありました。」

index

index

「●6月……福島にいるべきか、避難すべきか。迷うおかあさんたち」 下「」引用。

「おかあさんは「こんなところにはもう子どもを置いておけないから福島に出よう」と言うのですが、おとうさんは「仕事があって出られない」と言うし、おばあちゃんやおじいちゃんは「ここで暮らしたい」と言うし……で、毎日揉めているということでした。」

index

明石真言(日本代表)【日本財団・国際会議】 下「」引用。

「9月11日、今回の福島原発事故後の医療について論じる国際会議が福島で開かれました(*10)。この国際会議に日本からの代表で出席した明石真言さんが、チェルノブイリに比べればまったく大した事故ではなく、将来的に健康に関する心配は何もない、と言いました。日本の代表として出席したひとがそういうふうに言ったことに、きちんと抗議しなくてはいけない、わたしと一緒に活動している医師団のひとたちも、そう言っています。
 これは日本の代表だけの問題ではなく、本来、その国際会議自体が「福島は大丈夫だ、健康的な問題はないのだ」ということを言うために設定されたものでした。主催しているのは笹川良一さんのつくった日本財団というところです。明らかに「福島原発事故は何も心配はない。もう終わった」ということを国際的に確認してしまうために行われた会議だと思います。」

日本財団は曽野綾子も……。

index


チェルノブイリ事故でも同様……。下「」引用。

「チェルノブイリの事故後も同じようなことがあり、結局「もう大丈夫」ということで、早期に放射線被害に対する国からのフォローは打ち切られました。その後もフォローしているのは民間のジャーナリストや、個人で現地へ行っている医者で、そのひとたちが実際に見て、まだ被害が終わっていない状況を伝えています。しかし国際的には「チェルノブイリはもう終わった」、チェルノブイリ原発事故は「甲状腺ガンくらいしか問題はない」「ほかには特別健康の問題はなかった」とされています。」

中心人物・山下俊一。下「」引用。

「今回の福島での国際会議でもそうですが、いちばん大きな問題は「そんなに怖がらなくてもよい放射能を怖がる『放射能恐怖症』という、こころの病気でからだをおかしくしているひとがたくさんいて、そのような病気のひとを生み出さないためには、『放射能は安全だ』ということを、もっときちんと教育しなければならない」ということになっている点です。
 この国際会議で日本の中心人物になっているのは、山下俊一さんという長崎大の教授で、いまは福島県立医科大学の副学長であり、放射線健康リスク管理アドバイザーになっているひとです。-略-」

index

医者のできること。下「」引用。

「わたしたちはいま、子どもたちのからだの状態を診ていますが、実際にはこれから10年先、20年先に何が起こるかという問題です。丁寧に子どもたちをフォローしていって、何かが起きれば早期に発見し、早期に対応していくということくらいが、いまわたしたち医者のできることだと思っています。」

臨床の場も「原子力ムラ」? 下「」引用。

「日本はかなり過剰な医療や過剰な投薬、過剰な検査をやってきて、過剰にすればするほど高度な医療だと言われてきました。そして、その過剰な分、利益を上げてきました。製薬会社もレントゲンの機械をつくる会社も医者も、それまで共同で利益を得てきました。ですから、レントゲンの撮りすぎについても「大丈夫だ」と言い続けてきたのです。専門家たちは、レントゲンは安全だという本をいっぱい出し、レントゲンの安全性を訴えるということをずっとやってきました。
 その延長線上で「いまの放射線も大丈夫だ」ということになります。やはり利益をあずかっているのです。この癒着のひどさはとても根深いものがあります。たとえば、原発が安全ではなく放射線は危険だということになると、自分たちがふだん撮っているレントゲンなども見直して、撮影する数を減らさなければならないということになるでしょう。すると「ごめんなさい、いままでレントゲンを撮りすぎでした」と言わなければならなくなります。
 詳しいことはよくわかりませんが、欧米ではちゃんと謝る医者のほうが信用されるそうですが、日本は謝ると信用がなくなるらしく、絶対に医者を非を認めない。謝らない。
「いままで間違っていました、ごめんなさい」と、医者は言いたくないのです。これはもう、ひとつの文化としてあるので、変えるのはたいへんです。」

そりゃ、世襲議員と同様ってことではないでしょうか?
世襲医者が多いですよね?

index









index

index

index

目 次



エンタメ@BlogRanking




最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。