磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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平和冊子No.2 平和-国家・核・教育-

2008年10月19日 | 読書日記など
『平和冊子No.2 平和-国家・核・教育-』
   小谷鶴次、丸山益輝、藤井敏彦・著/
     広島平和文化センター1979年

平和学というの、進んだとボクは思います。
--それでも、ヨーコ・オノの「愛のないところ」というのが一番適切な表現かと思います。



表紙……平和祈念造(平和祈念公園内)

「まえがき」に書かれてあります。下「」引用。

「当財団は平和冊子No.1として「ヒロシマ読本」を刊行しましたが、このたびそれに続くシリーズNo.2として、「平和-国家・核・教育」を発刊いたしました。前冊子がヒロシマの継承に重点を置きましたのに対し、このたびの冊子は、それを踏まえた上での平和の創造に焦点を当て、これをそれぞれ、国家、核、教育の3つの面から考えてみました。-略-
     財団法人 広島平和文化センター
       会長 荒木武」

■目 次■
第1章 国家と平和 小谷鶴次(広島大学名誉教授・国際法)  1
第2章 核と平和 丸山益輝(広島大学教授・工学博士)  14
第3章 教育と平和 藤井敏彦(広島大学助教授・教育学博士)  26


「4. 今後の進路」というのは……。下「」引用。

「 戦争に訴えることをむしろ容認して、ただその際の武力手段を制限するにとどめるという、いわば戦争本位の体制を是正して、平和を志向するための国際連合という平和機構が設けられておりながら、それが所記の効果を期待し得ないというのが、現下の情勢であります。-略-」

このような秘密主義(隠蔽体質)で、高額の血税をすうシステムをもっている社会が民主主義社会などというのはホラでしかないでしょうね……。

「(2) 世界連邦」を……。下「」引用。

「 以上のような情勢の中で、憲法の精神を積極的に発展させて、国際平和という理想を実現しようとしして構想されているのが、いわゆる世界連邦であります。-略-つまり、国際連合を強化・改造して世界的な連邦に発展させるわけです。」

ぼくはそれよりも、一つのきちんとした法律がこの地球上に生れ、きちんと運営されることを望みます。

このダブル・スタンダード=差別的な世界……。

中東もアメリカのダブル・スタンダードが大きな問題であり、忘れてはならないことです。

せめて、法律システムだけは、差別なきように、まず作った方がいいと思う……。

しかし、マフィアのボスのような常任理事国は認めないだろう……。


サイロにも問題があるという。下「」引用。
 
「核抑止論の矛盾を軍事技術的側面からすこし詳しく考えてみましょう。
 抑止力が効果をもつためには、強力な報復力が保証されなければなりません。これは第二撃能力と呼ばれていますが、そのような核軍事力の仕組は次の3つの柱によって構築されます。
 1 ミサイル基地の非脆(ぜい)弱性
 2 ミサイルの迎撃体制
 3 ミサイルの確実破壊能力」

「4. 国際平和都市ヒロシマの使命」。下「」引用。

「ヒロシマの死と生が核時代における国際連帯のあり方を黙示しています。広島市民はこのことのもつ深い意味を十分にとらえる必要があります。」









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