磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

鱧男の小説などをUP。環境問題に戦争・原発を!環境問題解決に民主主義は不可欠!

科学の「世紀末」-反核・脱原発を生きる思想- 新装版

2011年11月19日 | 読書日記など
『科学の「世紀末」-反核・脱原発を生きる思想- 新装版』
   高木仁三郎、関曠野・著/平凡社2011年

表紙の裏「高木仁三郎の奥行き」 下「」引用。

「高木さんはすぐれた科学者だったので原発の危険さを見抜いた。
そして良心ゆえに反原発運動に身を投じた。
しかし彼がたんに福島原発の破局を正確に予測した活動家としてだけ評価され記憶されることがあってはならない。
高木さんはまたデモクラシーと文明にのあり方に思いをめぐらす思想家でもあり、郷里の詩人萩原朔太郎を愛する文学青年でもあった。本書で人間高木仁三郎の奥行きのある魅力を感じとって頂ければ、対談した私としてもこれに勝る喜びはない。
       関 曠野」



帯に書かれてあります。下「」引用。

「「フクシマ」の惨状を、この人は決して「想定外」とは言わない。
二○○○年に六二歳で斃れるまで、原発の危機を説き続けた「市民科学者」高木仁三郎が、その思想の全容を語りつくした名著、いま蘇る。」

「アメリカ・インディアンの物理学」 下「」引用。

「高木--「アメリカ・インディアンの物理学」というのはあると思いますよ。現在も。彼らなりの自然観とか、彼らなりの観点に基づいた自然の法則的捉え方みたいなものは、厳然としてあると思います。それは彼らの自然と一体となった生き方、宇宙観に現れていると思います。これを西洋流の科学の側からどういうものかと理解しようとしても、なかなか難しいでしょうね。一つには、彼らの知が西洋の科学と異なり、文字や記号によって記述的に表現されるものではないからです。話し言葉とか身振りとかでしょう。」

萩原朔太郎、ボクも大好きです。







index

もくじ



エンタメ@BlogRanking




最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。