磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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ナガサキの花

2007年05月29日 | 読書日記など
『ナガサキの花』
    畑島喜久生・著/辻みや子・絵/らくだ出版1989年

絵本ですが、字がたくさんあります。人というのは花が好きですね。永井隆博士などもよく書かれていました。



畑島喜久生さんは、1930年長崎県に生まれ。
15歳のときに、西浦上で被爆。

表紙の裏。下「」引用。
「「よう子。しんだらいけん。ここはもう、あんたのうちなんよ。こらえて、がまんして……水だけは……。」
 おかあさんが、耳たぶのとれたあなだけの耳もとで、声をしぼりだすようにしてさけんでいるあいだも、ねえさんの首のつけねからは、血がにじみでているのです。」



目次

キョウチクトウ  9
マンジュシャゲ  21
白いムクゲ  39
夕ぐれのブロック・トス  63
あとがき  90



「キョウチクトウ」は、長崎で被爆されて……。
キョウチクトウに思いやりをこめて、とうろうながし……。

「マンジュシャゲ」は、姉とマンジュシャゲの花を摘んだ想い出……。
東京に出てきて、食品会社で面接……。
長崎の方はご遠慮をと……差別。
夕暮れ噴水をみていると、マンジュシャゲの花のよう……。

「白いムクゲ」は朝鮮人が主役。
被爆二世。外国人は……と差別。
そして朝鮮語を覚え、「ムグンファ(ムクゲ)」……。

「夕ぐれのブロック・トス」
小頭症で障害のある太郎と、主人公はバスケットを夕暮れにするという……。







もくじ







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