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現代生涯学習全集 5 これからの指導者・ボランティア-養成・研修・活用-

2011年07月07日 | 読書日記など
『現代生涯学習全集 5 これからの指導者・ボランティア-養成・研修・活用-』
   岡本包治・編著/ぎょうせい1992年

ボランティアの通信教育があるなんて、知らなかった……。



ボランティア休暇」 下「」引用。

「いま官公庁をはじめる各企業などにおいては週休二日制の実施に向けて大きな動きが見られる。と同時に、これらの機関においては「リカレント教育休暇」と「ボランティア休暇」というテーマがとりあげられていることも現実である。これらの機関の職員たちが自らを高め、社会に貢献して、新しい自分を発見するためにも、職員たちのボランティア活動が有意義なものであるという認識が一般化しつつあることの反映であろう。これまでは海外に出て長期にわたるボランティア活動、長期に期間を限らずに行なうボランティア活動についても「ボランティア休暇」制度に適用しようという動き出はじめたのである。ぜひこの方向の動きは加速化させたいものである。」

「通信教育による生涯学習ボランティアの養成-財団法人実務教育研究所-」下「」引用。

「通信教育講座『生涯学習指導者養成講座 生涯学習ボランティアコース』は、平成三年一月、社会教育法第五一条の規定により文部省認定となった。」

ボランティアの志望動機。下「」引用。

「ボランティア活動に対する一般の関心は年々高まっている。その活動への参加動機についての佐藤正氏は、総理府調査(昭和五九年)、東京都調査(昭和五九年)、東京都新宿区調査(昭和五八年)、投機用と練馬区調査(昭和五九年)、東京都ボランティア・センター調査(昭和五七年)を整理して、1. 他者志向型、2. 社会義務型、3. 役割義務型、4. 自己志向型に分類している(「ボランティア活動推進のための地域評価に関する調査研究」社会教育三、vol42. 1987.No.489)」

アメリカの博物館ボランティア。下「」引用。

「アメリカの博物館を訪問すると、ボストン、ニューヨーク、ワシントン、シカゴ、ソルトレイクなど、どこでもボランティアの生き生きした活動に触れることができる。博物館入口のインフォメーションで、ミュージアムショップで、入館者の対応に張り切っている姿がみられる。また一○人ほどの見学者がまとまれば、そのボランティア自身が最も得意とする展示についての解説し、質問に応じたりするものである。少なくともその部分については、博物館の専門家が顔負けするほどの学習をして、自信たっぷりで、その情熱がひしひしと伝わってくる。さらに、標本製作に取り組んでいるボランティア、特別ルームで子どもたちの体験学習の手助けをしているボランティアなど、その熱心な活動振りには驚かされる。活動することが楽しく、学習になり、生きがいになっていることを感じさせられる。」

「リーダーでなくコーディネーターで」 下「」引用。

「そんなわけでボランティア活動に最も大切なことは、指導者や官僚的組織ではなく、一人一人の人格を大切にするお互いの姿勢である。ただし、指導者は不要だが、コーディネーターは不可欠である。笛を吹く人ではなく、グループ内のコンセンサスをじっくりまとめ、方向性を創りあげていく人--それがコーディネーターではないだろうか。生涯学習ボランティアは、これらの活動の中で、地域や人間関係を蘇生させる活動だと確信している。」

大臣なども、リーダーではなく、コーディネーターのほうが、役立つでしようね。成熟した社会であったなら……。










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