磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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〈テロ対策〉入門-遍在する危機への対処法-

2009年02月18日 | 読書日記など
『〈テロ対策〉入門-遍在する危機への対処法-』
   テロ対策を考える会・編著/
     宮坂直史・責任編集/亜紀書房2006年

一番最強最悪のテロリズムを許していては困ったものである……。

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テロ対策……。下「」引用。

「日本のテロ対策は大丈夫なのだろうか。この問いは本書を手にとっていただいた読者には大変気になる問題だと思うが、実はわれわれ執筆者にとってはなかなかの難題である。
 まずテロリズムとひと言でいってもその主体や手法は多種多様である。イスラム過激派ばかりがテロリストではない。たとえばオウム真理教のようなテロ組織が国内でいつまた生まれるかもしれない。テロ攻撃には組織的に用意周到に準備されているものもあれば、かたや無計画的、便乗犯的なものもある。前者のようなテロは、事前情報さえつかむことができれば阻止できるかもしれないが、後者を防ぐのは困難である。-略-」

対策が対処療法だけでは、こころもとない……。

「抜け穴」……。下「」引用。

「このようにやすやすと国際テロリストの入国を許すような国は、たとえその国でテロが起きなくても、グローバル化したテロ活動に好都合な「抜け穴」だと国際的には批判される。」

「●テロリズムは戦争ではない」ではないという……。下「」引用。

「-略-テロリズムという新型の「戦争」が登場したのではない。正しくは、本質的に非軍事事象であるテロリズムが、これまでは軍事主体であった安全保障の分野に躍り出てきたのであり、かつ、国際社会における権力闘争が、必ずしも領土を基礎として組織されるとは限らない時代に移ったのである。」

ヒントは事故や事件からあるだろうとボクも思う……。下「」引用。

「テロ事案ではないが、1984年にインドで発生した、ユニオン・カーバイド工場有毒ガス流出事故では、事故直後だけで3000名の死者を出し、この事故が原因と見られる死者は1万5000名とみられている。テロリストがこの種の事故をヒントにする可能性はある。」

対処療法をする人たちにも想像力が必要だろうと思う。

こんな危険な時代に、原子力推進するのには、あきれるばかりですね……。

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