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厚労省が国民を危険にさらす-放射能汚染を広げた罪と責任-

2012年06月09日 | 読書日記など
『厚労省が国民を危険にさらす-放射能汚染を広げた罪と責任-』
   木村盛世・著/ダイヤモンド社2012年

帯に書かれてあります。下「」引用。

「現役キャリア技官が告発
科学的根拠なき対策で
発がんリスク増大!
放射線被害、インフルエンザ、水俣病、薬害肝炎、
薬害エイズなど、厚労省が繰り返す愚策を許すな」



表紙の裏に書かれてあります。下「」引用。

「「規制値を上回った食べものは、お店にならぶことのないよう、国や自治体が対応しています」
「万が一、規制値を上回った食べものを口にしてしまったからといって、健康への影響が出ることはありません」

 厚労省が発行した冊子の一節です。実際、この冊子が発行されてから、基準値を上回る食品が次々に検出され、書いてあること自体が信憑性がないのですが、一番引っかかるのは、食べてしまっても問題ないというところです。
 このように「問題ない」と言い切るには、それだけの科学的根拠がなければなりません。しかし、放射線が体にの及ぼす影響に関してはわからないことが数多く存在するのです。
 この「事実」を国民に伝えるのが厚労省の役割であって、なんの根拠もない安全神話を振り回すことではないのです。」

「寝た子を起こすな」=日本人の特性。下「」引用。

「これまで述べた、科学的根拠を欠いた危機管理「精神」のほか、日本人の特性として、「寝た子を起こすな」という考えがあります。これが、状況をさらにやっかいなものとするのです。「悪い状況を口にすると、実際にその不幸が起こる」という、言霊信仰のようなものでしょう。
 この考えでは、すべて都合の悪いことは「想定外」になってしまいます。もともと想定していないことに関して、対策など立てられるはずがないのですが、それにしても、あまりに人為的な「想定外」がつくられているように感じます。
 さらに悪いことに、いかに人為的につくられた基準だったとしても、想定外のことは「起こらない」と本気で信じる、楽観的な都合のよい思考回路を日本人は持っています。これは「空に国境なし」といわれる現代の日本で、H1N1インフルエンザが発生したとき、「どうやって日本に入ったのか!?」と本気で議論を始める専門家集団に代表されるものでしょう。」 

政府こそパニック……。下「」引用。

「予期せぬこと、すなわち、科学的根拠のない楽観主義に基づいた、想定以外のことが起こると、政府は容易にパニックを起こします。パニックを起こせば、「今そこで何が起こっているか」という情報を正確に把握することができなくなります。そして、発信される情報は、支離滅裂で、国民は「どの情報を信じたらいいのかわからない」といった状況に追い込まれるのです。」

たとえそうであったとしても、パニックといって、許されるべきことではないですね。

「最初のきっかけは、ラドンと発がんの影響」 下「」引用。

「放射線の健康への被害が注目されたのは、ラドン鉱山での観察からといっていいでしょう。ラドンは自然界に存在する放射性物質です。ウラン238から生まれます。
 ウラン238も放射性物質で、地殻や海底などに存在していますが、ラドンとウランの違いは、ラドンが“ガス”ということです。それゆえ、炭鉱で働く人たちは、ラドンガスを吸い込む状況になりやすいといえます。このような環境下で働く炭鉱作業員からは、肺がんの発生が多いということがわかってきました。-略-」

胎児にも移行、甲状腺……。下「」引用。

「-略-ヨード131は胎盤を介して、お腹の中にいる胎児に移行します。甲状腺が機能し始める妊娠12週ごろからは、活発にヨード取り込みが行われます。
 ヨード131と小児甲状腺がんの関係がおわかりいただけたと思います。」

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「20mSvという基準は高いか低いか」 下「」引用。

「私たちが健康診断を受ける際に、まず必須項目に入っている検査として、胸部レントゲン検査があります。この写真を1枚撮ると、どれくらいの被ばくを受けるのでしょうか。1枚あたり、およそ0.1mSvの被ばくです。つまり、20mSvというのは、胸のレントゲン写真200枚分になります。
 これは高いか低いかと問われたら、皆さんどうでしょうか。-略-
 通常、子供が胸のレントゲン写真を撮るとしたら、せいぜい1年に1回程度でしょう。これ以外にレントゲン写真を撮るとしたら、歯医者でしょうか。-略-
 仮に、胸の写真1枚とパノラマ1枚、歯の小さな写真を10回撮ったところで、0.3mSv程度です。このことから考えると、20mSvが比較的高い数字だと感じるのは、私だけではないと思います。」

過去の失敗……。下「」引用。

「放射線被害だけでなく、過去の失敗を顧みない典型のインフルエンザ対策、それ以外にも水俣病、薬害肝炎、エイズなど、厚労省が繰り返す科学的根拠に基づかない対策のもとにあるのは「公衆衛生という概念の欠如」ということができます。」

「「絶対安全」という宗教からの脱却に向けて」









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