磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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069 二度のレイプ…

2007年06月17日 | ライト小説
総理がコジキでコジキがソーリィー

三章、ノー・ファイトバック




069 二度のレイプ…


「本当の民主主義に人権を軽視することなんてないと思うけどなあー」
「なにか、対策なんかないの?」

「対策はまず、友達をつくることだよ。味方をつくること、それは誰だっていい。食堂のおばさんだっていいし、守衛のおじさんでもいいんだよ」

「友達……」
「そう大人にだって、いい人はいるさ」

「そうだろう。まず、きみが“いじめ”られていることを、まわりの人に伝えることが、きみの行わなければならないことだろうなあー。たいていは、“いじめ”られても、メンツがあるから、“いじめ”られていても、そんなことはないというんだろう」

「うん」

「そうだろうなあー。誰でも、そういうもんだよー。だからこそ、しつこく“いじめ”が繰り返されるというわけだ」

「ふーん、そういうもんなんだあー。でも、“いじめ”られる方も悪いんでしょう」

「あはは……、それこそが、日本的というものだなあー。まあ、外国でもそう思う人もいるらしいが、専門家でそんなことをいう人は外国では少ないことだろう」

「ぼく、悪くないの?」

「悪くないとも、“いじめ”るやつが悪いんだよ。いじめっ子の家庭環境がいくら悪くっても、“いじめ”る奴が悪いんだよ。それをたとえたら、泥棒に入ったやつが悪いんであって、鍵をもっと上等なのをつけておけ! という警察がいたら、みんな、ふざけるな! というと思う」

アメリカの“いじめ対策”の本でレイプのことが書かれていた。

レイプされる方が悪いなんていうのは、二度のレイプであると書かれてあった。

差別もいいところなのである。

被害者をさらに苦しめるひどい言葉なのである。
--それと同様に、“いじめ”はいじめられる方が悪いなんていうことは、とんでもないことなのである。

少年は誰もいないマンションの一室に帰った。父は離婚しているのだから、来ることはない。でも、離婚するときには、ちょくちょく来ると約束していた。たとえ離婚しても、おまえの父親には変わりはないのだからといっていたが、来ることはない。

母は病院の婦長をしているから、帰ってくるのもまちまちである。今日も勤務時間は終わっているだろうけど、それだからといって帰れるほど甘い仕事ではないのである。








閑話休題

戦うことがいいことか?

戦うことが目的になっているとしたら、

それはバカげたことではないでしょうか?

いじめや、その他のことでも、

戦うといって、非常識なことをしている

団体やグループがあります。

戦うことを一般の日本人は好まないようです。

でも、頭に血がのぼりつめた人たちは、

まわりのことなど理解されていないようです。

戦うというよりも、仲間や理解者を一人でも

多くつくることが大切だとボクは思います。













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