磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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米軍による日本兵捕虜写真集

2008年12月26日 | 読書日記など
『米軍による日本兵捕虜写真集』
   山本武利・編/青史出版2001年

「アメリカ国立公文書館が所蔵する第二次世界大戦中の、米軍によって撮影された写真集。激しい戦闘直後、あるいは収容所内で撮影された日本兵捕虜の多様な写真200点余を収録。」



「はじめに」に書かれてあります。下「」引用。

「本書は開戦初期から1945年8月15日の終戦までの太平洋戦争期の日本兵捕虜写真集である。AP通信社提供の1枚を除き、いずれも写真もアメリカ国立公文書館(NARA)で所蔵、分類、公開されている。また、それらの大部分は、南西太平洋連合軍のアメリカ陸軍通信隊(Signal Corps)が主として南方の戦域で撮影したものである。ビルマ、中国戦域の写真には、南東太平洋連合軍が撮影したものを、アメリカ陸軍通信隊が複写したケースもある。投稿を誘うビラは、戦時情報局(OWI)が制作したもので、これもNARA所蔵である。
 これらの写真は編者が高橋博子氏の協力を得て、NARAの写真資料室(Still Picture Room)で見つけたものである。そこで入手した多数の写真の中から、日本兵捕虜の生態を鮮やかに伝えたもの215点を厳選し、生死の分かれ目、収容時、収容生活、終戦の4章に分け、本書に収録した。-略-」

たしかに、驚くほど痩せている日本兵の写真がある……。下「」引用。

「アウシュヴィッツのユダヤ人のように極限状況を体験させられた気の毒な日本兵であった。残された選択のなかで生き延びた勇気ある兵士であった。」

自分史で……。下「」引用。

「国立国会図書館で、日本兵捕虜の自費出版による体験記が意外に多いことも驚きだった。自分史ブームのなかで、捕虜時代を自ら冷静にら見つめる姿勢が、それらの本には目立つ。捕虜自身が勇気をもって語り出した時代となったことがわかる。-略-」

NHKの番組でやっていた日系二世の通訳の写真があった。下「」引用。

「85 ニューブリテン
1944(昭和19)年1月6日
ニューブリテンの第29野戦病院でたばこを吸いながら横たわる負傷した日本兵捕虜。右に座っている日系人は本隊所属の通訳である。」

たばこをもらって、笑顔の日本人。下「」引用。

「160 南太平洋 1943(昭和18)年4月4日
南太平洋の捕虜収容所でアメリカ海軍将校からたばこをもらっている日本人捕虜。」

戦争中の高齢者もつらそうだ……。下「」引用。

「161 沖縄
1945(昭和20)年4月25日
沖縄楚辺で日本人避難民収容所での生活。日本人、96歳の日本人女性に日除けをする。」

女装している日本兵捕虜。下「」引用。

「178 ブリスベーン
1944(昭和19)年11月5日
芸者の衣装でポーズをとる日本兵捕虜。収容所のおもちゃ屋で作られた衣装は、収容所の日曜夜の上演で使用された。」











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