磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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ほるぷ現代Books 002 核 貧困 抑圧-'83アジア文学者ヒロシマ会議報告-

2008年08月22日 | 読書日記など
『ほるぷ現代Books 002 核 貧困 抑圧-'83アジア文学者ヒロシマ会議報告-』
   アジア文学者ヒロシマ会議実行委員会・編/ほるぷ出版1984年

帯に書かれてあります。下「」引用。

「警告!核戦争まであと3分
“世界終末の時計”1983年12月現在
海外15カ国から参加した文学者たちが
「核兵器廃絶」にむけて繰り広げた
1983年「アジア文学者ヒロシマ会議」のすべて」



平和は平和な心からと反する人たちがいるのが残念です。

伊藤成彦(アジア文学者ヒロシマ会議)。
--過去の日本。
「アジアは一つ」と言い、「八紘一宇」、「大東亜共栄圏」と言う。
それはもっぱら日本がアジアを支配し、収奪するための考え方。
--その過去の日本での文学者。下「」引用。

「日本の文学者の何人かは戦争に反対し、平和を求めましたが、大多数の文学者は、日本文学報国会に一元化され戦争に加担しました。また一九四二年十一月以来、大東亜文学者大会が前後三回開かれました。」

--栗原幸夫(日本アジア・アフリカ作家会議)。下「」引用。

「私たちは何もこの会議を文学者に限定したり、「文学者ヒロシマ会議」と名付ける必要はありません。また文学者はオピニオン・リーダーであり、ネーム・ヴァリューもあるから、彼らがこれらの問題について声を上げることは政治的に効果があるというふうに主張する人がいるとしたら、それは馬鹿げています。どのような特権も、人間の解放と共存することはできません。そして文学者は、どのような意味においても特権的な存在ではないし、また、あってはならないのです。このような我々の文学における否定性こそ、もしかしたら、第三世界や“核”の廃絶へとつながることのできる、唯一の通路かもしれないと私は思っています。」

そして、一億総ざんげのことを批判する。下「」引用。

「日本人はよく、過去の誤ちは繰り返しません、と言います。大臣も言いますし、平和運動家も言います。しかし果たして過去に日本が繰り返しきたアジアに対する侵略戦争は、“誤ち”というようなものなのでしょうか。またもし“誤ち”だとしたら、何が誤っていたのでしょうか。戦争をしたことが誤ちだとすれば、戦争をしないためには何をしなければならなかったのでしょうか。戦争は善意や決意だけで防げるものではありません。」

社会システムが問題であり、今もその異常な社会システムは継続され続けている。いつものことですね。


スチャート・サワッシー(作家・タイ)
--『はだしのゲン』や『黒い雨』がタイ語に翻訳されているという。

ダヴィッド・クグルチーノフ(詩人・ソ連)
--1895年イギリスのロバート・クローニが世界初の核戦争小説を書く。

「核戦争の可能性高い朝鮮半島」表文台・著。
--日本も同様であるのに……。

--いつものこどく、永井批判を展開する。
鎌田定夫(長崎総合科学大学教授)

永井が天皇制とカトリックを両立していることを批難!
パウロの言葉なども知らないのだろう……。それに、この批難は永井隆だけに限るのも異常ではないか?

だけど、カトリックだからとカトリックでもないものが、公に何度も批難するのもどうかと思う。これもダブル・スタンダードではないか?

--それが、平和運動につながる言動なのだろうか? 多様化を認められない困った人だと思う。


そして、さらに永井を批判。下「」引用。

「しかし、原爆被爆にまで追い込まれる侵略戦争への加担という。加害の側面での自己批評は欠落していた。」

これについても、個人のレベルではなく、社会システムが、世界システムが重要であるのに、永井個人のレベルで追求してどうするのか? 人民裁判をすれば、政治の異常さを隠すことができるのか?
政治に逆らう者は、このように疎外してやると、見せしめをしているのだろうか?
こんな人間疎外の文明こそ、戦争システムにつながるものだろう……。

個人レベルにもどしたら、一般の人間は戦争のことなど理解できないという人もいる。
個人レベルでは中枢にいた人たちしか、本当に反省などできないものだという……。
それが戦争システムを理解する上では当然のことだろう……。

永井隆は在郷軍人だといっても、中尉レベルの一般人である……。
--そして、在郷軍人は病の人などがなるものだという……。
当時、戦地へも行かず、内地にいた成人(青年)の医者はほとんどいなかったという。内地にいた医者は何等かの問題があった人物だと書く人もいる……。

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戦争以前のことも考えてもらいたものだ。
--人間疎外の社会システムをつくりあげたことが大きいのだ。そして戦争システムを形成した。
その手法をとる人たちが平和主義のように威張っているのにはあきれる。
反米も、同じことをしていては、何の説得力もない!
--人間疎開の社会システムは、学校の教室にもある。
権威主義者や闇教育が育てていく……。
--平和を唱えるところにも、この人間疎外のシステムが存在する!
平和というなら、民主主義的な教育をしてもらいたものだ。

平和運動もそうあってもらいたいとボクは思う。


核は書かれてありましたが、貧困や抑圧は?

貧困や福祉に対しても、働きかけた永井隆博士は立派だとボクは思う!









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